投稿者「sanpome」のアーカイブ

「しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス」サリー・ホーキンス繋がりで観たが、画は凄い。

「シェイプ・オブ・ウォーター」から演技は鉄板。共演も達者だし。 個人的には画の方により惹かれました。 画がダメだと説得力ゼロになるところ監督は堂々と乗り切りってます。   ただ、現実には、旦那さんは、 モードさんと、彼女の絵にもっと理解深かったのじゃないかと。 難しいとこだけど、ドラマにし過ぎか、そこだけ気になりました。 ま、とにかく画が素晴らしいので、観てる間幸せな気分になれます。 約束すっぽかされて、たまたま観ました。拾い物です。 … 続きを読む

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「あなたの旅立ち、綴ります」コメディが表紙の自己啓発書。 良書ではあります。

シャリー・マクレーンってまだ現役なんだ、 しかも等身大の人物っぽい役柄。予告編で興味惹かれて見ることにしました。   ベタなシナリオ気にせず、素直に自己啓発受けるが、もっともお得かな。 それをシャリー・マクレーンがレクチャーするところに説得力あります。   いや、スピリチャルな方にいっちゃったけど、 蛭子さんのように正直な人がこの役には相応しいです。     自分にウソをつかず、リスクを取る決断をして、その結果を引き受ける。 失敗すると … 続きを読む

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「サニー32」最凶のアイドル映画。実話は佐世保より秋葉原。つまらない否定される方が面白い。

凶悪がモチーフのアイドル映画というアイデアを実現させた北原里英さんにまずは感謝。 それから、 アイドル(偶像)についての映画だということが読み取れない人は流石に、、楽しめない映画です。 それを踏まえて粗すぎって批判は当然と思うけど、ボクはお行儀のよい映画より楽しめたよ。 悪ふざけを楽しめる人ならオススメ。   白石監督だし、 秋元康アンチな意味ない批判は無視して評価補正すると、けっこう評判良いのも知ってた。 で、観て最初の感想は、    … 続きを読む

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「15時17分、パリ行き」事実に基づいたおはなしの最新版。イーストウッド監督の演出センスは異常。またもや宇多丸さんに感謝。

どんな実話が元で、演者の多くは本人が本人役で演じてる。 この点は押さえてから観に行って正解でした。 旅行のパートをどう受け取るかで、評価は二分するのも分かる。   私? テロに巻き込まれることもありうるって、のも含めて旅行あるあるだもの。 そのリアリティの提示は大賛成です。 このアイデアとこの実現。監督の異常な演出力の賜物でしょう。   いやー、凄いもの見させてもらいました。      「日本人にはテロなんて、」って狂信者に地下鉄に毒ガ … 続きを読む

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「シェイプ・オブ・ウォーター」圧倒的な表現力とロマンスに噛み合わない監督の資質。「スリービルボード」で決まり。純愛ならイタリアホモ映画の方が評判いい。

予告編見たときからストーリーは想像がつく、かつ脚本はダメそうな雰囲気。 それを補ってあまりある、圧倒的な映像。 はたして稀代の名作「スリービルボード」に比肩しうる作品足るのか? 汚ねーおっさんのケツがボカシとかどうでもいいよ。 問題は、性描写に関わるとこで、一番大事な半魚人との交配で逃げてること。 まあ、アマゾンは河だから淡水で塩なら海でとれろよとか、 そういう些細なツッコミでなく、描くものがヘタというのは致命的でう。      冒頭の … 続きを読む

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「ぼくの名前はズッキーニ」ハードな原作は大人向けの上質な作品にしかならんが、、すべての人に。

監督は大人向けの物語を子供向けにとアニメ化した。らしい。 結果大人向けの上質な作品に仕上がった、子供は寝ちゃう方が幸せかな。 3Dプリンタあるとはいえ、このクオリティの1時間は凄い。 とりあえずそれだけで1800円払おう。   表現の繊細さは誰もが言及しますが、目とか手とか、 個人的には、乗り物がツボ。沢山出てきます乗り物。ソリやブランコも含めて。 子供は乗り物選べないから辛いね。逆に大人なんだから意図的に権利行使しなくちゃ。     … 続きを読む

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「スリービルボード」現代のシェークスピア、ハリウッドに降臨。 セリフはゲスで不謹慎で、もっと笑ってよいと思う

圧倒的な脚本なのはもう周知のとおりでした。 サンドリゲスナーのようなセリフの応酬にワタクシ沢山笑いました。 が、やっぱ不謹慎すぎるからか、きっちり笑い取ってる(と見える)のに劇場の反応は静かで、 もったいないなー。 「最後まで飽きさせない」ってこういうことなんだな。 逆に破綻したストーリーだと途中でガス欠起こすってハリウッドに突きつけてる。   脚本賞は当然として、因業BBAの主演女優も堅そう。バカ白人警官の助演賞もありかな。 当然の如 … 続きを読む

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「羊の木」錦戸亮絶賛、富山の魚津絶妙。何より作家性を褒めよう

脚本完成して、キャストとロケーションを決めた時点で、もう勝ちだと思う。 で、吉田大八監督の作家性素晴遺憾なく発揮されて、稀有な日本映画。 ただ、ミステリーとかサスペンスを期待すると肩透かし食らうので、その点はご注意。 ワタクシはヒューマンドラマとしてより、純愛ものとして観ました。           スリービルボード観るか迷ったのですが、以前「美しい星」見逃してしまったので、 吉田大八監督優先しました。良かったです。 脚本、キャスト、ロ … 続きを読む

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「ピンカートンに会いにゆく」 ウェルメイドなコメディーの新星 坂下雄一郎監督

劇場でも笑いが起きてた、ボクも笑った。 取りに行って笑いを取れる映画って最近ないよな、洋画でもコメディー来ないし。日本。 三谷幸喜が今ひとつ映画向きでないこと考えると、稀有な存在、予算付きの次回作も期待します。 リアリティと舞台的演出のバランスが良く、かつテンポ良く見せるのが勝因と思います。 とりわけ、 松竹プロジェクト組の生活感あるキャストが上手にハマってました。 深海魚の妖怪のような内田慈さんとのコントラスト鮮やかでした。    同 … 続きを読む

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「ジュピターズ・ムーン」映像は素晴らしい。が、問題意識の雑さが作りに滲む

凝った画作りと、セピア色のブダペストの街並み。 これに1800円の価値ありと考えるかどうか、 お話は雑なので、映像以外の部分で期待してると肩透かしを喰らう。 ハンガリー社会の閉塞感は伝わるが、この監督、難民問題とか真面目に考えてねーだろ。 色んな要素トッピングしただけに終わる。      渋谷に用があったので次いでに見ました。 期待はずれに終わりました。 文春のこの評に完全に同意。 ★★★☆☆奇才の力作。ただし大粒の寓意と娯楽要素がどこ … 続きを読む

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