「見え見え」楽しい自主&ご当地映画の醍醐味! ‘ω’)ノノ゙フルヤカツトシ人徳と技量の集大成

聖地シネマロサにて、
深田監督に落胆して階段をトボトボ降りる。
 賞狙いはクリエータを壊す猛毒なのか、
 元々これまでの作劇に行き詰まっていたのか、
 いずれにせよ、
  惜しい才能を失った。。

そこで、
 これからヤリます。
 せっかく、サービスデーですし
監督らしき男性がロサ会館の入口に立っている。
 
特撮っぽい自主映画は、脚本頑張れるかどうか。
 書ける人に頼む割り切りが必要な場合もあれば、
 奇跡の一本のことも、

作品の存在は知っていたけど、
自主では、期待を大きく外す可能性が高いジャンル。
(比較的ホラーは手堅い)
 
しかし、外すときは信頼のブランドだって、
カンヌコンペ出展作を優先してしまった自分を悔い。
新しい鑑賞で喪失を上書きすることにした。
降りた階段を上がる。


聖地らしい体験をしよう。
  
 
《 鑑賞 》
 
 
監督がTV出身と知っていたのですが、
意外にも、
シネスコの画角を活かした、映画的な画作りでびっくり。
演技は一旦置いて、
ごった煮のようで、計算行き届いた作劇を楽しみました。
 
安心して笑えて、爽やかに帰れる娯楽作。
ジャンル分けし難い作品ですが、
チープと片付けられない映像で、映画館で観て良かった。
   
須田亜香里だけ、全国区な気もしたのですが、
監督のホームグラウンドが犬山市で、
地元の人脈をフルに活用したようです。
スクラムトライな一本でした。

 
楽しめば、それで良しの一作ですが、 
ネタバレ無しで、項目ごとに、幾つか。 
 1.意外にも映画的
 2.人数多い、脚本をまとめる力
 3.自主映画の醍醐味 みんな笑顔
 4.ご当地映画の要諦 返報性の人格
 
 
 
1.意外にも映画的
 TV出身なのに、横幅ミチミチの画面とは。
プロフィール

愛知県小牧市出身、犬山市在住。
20代から映画製作を志し、
小劇場での芝居の作・演からテレビ番組の演出などやりつつ、
短編、中編は撮りましたが、長編は今回が初めてとなります。
最近ではNHK名古屋の音楽番組
「Uta-Tube」のディレクターを12年担当しました。

 分かり易いのに、映像がTV的な説明にならない。

 画角を活かした、犬山城の遠景を映しながら、
 会話のカットバックは適切で、
 分かり易いだけでなく、意味の有る伏線。
  
  やるじゃん!
 
 これだけキャラが多いと、
 ゴチャゴチャ見づらくなってしまいそうなのに、
 人物の配置は計算ずくで、観やすい。
 
 濃いキャラ達の衣装もなかなか楽しく。
 冒頭長いかと、気になるところで伏線回収入る。
 セットアップの段階で、これは大丈夫と安心しました。
 
 演技は置いて、そこは手作りの味と楽しみましょう。
 TVの人が作ったという感触は全くありません。
 
 
  
2.人数多い、脚本をまとめる力
 ひとり一人が濃いキャラで、しっかり映ってないと、
 大人数の意味も無い。
 低予算では、
 人数多いのは致命的なロスになる恐れありですが、
 脚本の匙加減が、小劇場の経験からも巧みなのでしょうね。
 適切に尺を与えます。

 典型的なラブコメに呪術廻戦をまぶして、

  東京観光、素晴らしい。
 そこから、、
 ワールド・イズ・マインな訳なくて、
 安心のハッピーエンド。
 
 特撮パート(低予算でよくぞ)の配合が丁度良かったよ。
 熟練の構成によるバランス取れた着地。
 
 フルヤカツトシ監督のこれまでの集大成なんだろうな。
 どうやら、演者さんは皆、
 犬山中心に監督ゆかりの方々、須田亜香里も名古屋だったと思い出す。 
 監督の人徳なのですね。
 
 
 
3.自主映画の醍醐味 みんな笑顔
 楽しんで、好きで作ってるのが手弁当の良いところ。

 作り手が楽しそうで、伝わる。
 観客も含めて、みんな笑顔。
 
 とかくこの世は、
 風刺や社会批判の方が、高尚と思われガチで、
  カネ払って、書生論に付き合わされる身にも、なってくれ!
 と映画館で叫びそうになる作品も。
 当たり屋みたいな事はヤッてないのに。
 でも、
 完全に読みを外される事も有り。

 期待は感情の借金だから、
 その場合、心理的ダメージが大きい。 
 
 ああ、安心安全って、こういうことだよな。。
 誰も傷つけない娯楽って、実は物凄く価値が高い。
 感動に寄せないのも尊い。
 そんなこと、再認識しました。
 
 
 
4.ご当地映画の要諦 返報性の人格

 本作は観光スポットも、余す処無く紹介し尽くして、
 当然とは言え、偉大なことです。
 ややもすると、
 協力して貰っておいて、悪口言うとか、
 クリエータのエゴが先に出てしまう作品もある。
 あるいは、
 数週間”お客さん”扱いでステイして、
 その地の生活が分かった気になったり。
 
 本作には、そんな不快は一切無い。
 地元愛も強いのみならず、
 監督は応援してもらえる人なんだと、観てました。  


 愛知での凱旋上映はこれからとのこと、
 盛況祈念。 
 
 
小雨パラつく帰路でしたが、一晩寝て快晴。
あのままでは辛すぎたので、
監督のお陰で、何だか救われました。 
 
 
 
ジャンプ好きなんだろうな、明るく楽しい娯楽

お婆さんも幽白由来かな。蔵馬だけじゃなく。
ビミョーにJoJoネタも。
 
 
 
2026.10.01 16:30現在
 2σ突破とは、全くの想定外。
 不明を恥じる。一旦ついてゆくよりありません。

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