ども、今朝は雪だったのですが、それから晴れました。
お陰で移動ラクでした。
で、また雪降り出してます。まあ、相変わらず寒いです金沢。
ところで、珠洲から帰って、
最近、農業絡みの本を何冊か読んだ。
田舎暮らしの方を主におく自給自足系は、
すぐ、アレな方向に行っちゃうんで、有意義なの見つけられなかったけど、
週末だけ副業農家の場合と、
脱サラして、ビジネスとして農業に取り組むケースは、
それぞれ価値あるものあり。
そんな一冊。
もしも近代人が農業に取り組んだら、そんな事例。
数値測定に基づく、実験の繰り返しと、
飽くなき生産性向上を目指す経営努力。
まだまだ、科学が導入されてないジャンルだから、その差が際立つ。らしい。
いや、この著者だったら、他のジャンルでもきっと成功したでしょうね。
なんだか、効率化と危機管理のポイントが分かった気になっちゃう。
精神の健全さが読んでて痛快に感じる一冊でした。
いろんな発見あるんだけど、
農薬についても言及してる。
本気で有機無農薬で育てたら、コストは二倍は行くはずという。
都会で受けた注文に、市場で買った野菜を有機と書いた箱に詰めるアルバイトや、
うちの村では最初に一回だけ農薬撒くのは無農薬と言ってイイという会話など、
ま、偽装の話しも最近書くけど、
シャケ弁かトラウト弁かなんて、規制する側だけじゃなく、消費する側も含めて、トンチンカンな方に話しがいくんだもの、
安全という事実と、安心という幻想の溝は深いままだろう。当分。
何の話してるかというと、
お金で買うことが適してるものとそうでないものがある。
貨幣経済だけだと、ちょっと厳しいんだよなぁ。
限界というか、便利だけど回りくどいくて、効きが悪いってことがある。
かたや、
お金で買うことしか出来ない。
お金と交換するのが最適。
って、レベルから、
お金と交換するのは大変レートが悪い。
お金では買えない。
って、方まである。
その中間は、
お金でも、ソレ以外の方法でも可能だけど、
どの方法がレートが良いかは、個人の特性、得手不得手にもよる。
それで、分類が変わる。
最近ふと思うのだが、
お金の最適度をプラス５からマイナス５くらいまで、メモリ振れないかな。
試行錯誤して、多少は、分類できるようになった気もする。
そんなこと考えてたら昔のこと思い出した。
何回か書いたけど、ある不動産投資のセミナーに出てね。
不動産投資の良い所は借金できる事だという。
で、不動産投資で得た収益で、安全な食品が買えるという。
ああ、投資以前に、取引の原則にセンスないからダメだなって、
そんときは思ったものだが、
それはさておき、
安全な食品じゃないよね。安心な食品だろ。
虫喰った跡があるから、安心するわけじゃない。
安全だという何がしかの情報が付加されているから買った安心。
たとえ、それが右から左に箱移しただけだったとしても。
承知して、安全という事実でなく、安心という幻想を買ったんならいいよ。
でも、そこ勘違いしちゃダメだよ。取引のセンスない。
まあ、日本危険だから香港に住む的な。
しょっちゅう二日酔いで、健康な食品には拘る山岡士郎的な。
喜んでする借金のリスクを払って、その幻想をお金で買うのか。
それ、間尺に合うの。
そんなチマチマしたことなら、もっと流動性高くて、クイックな投資選んだらどうか、
まあ、
その時の事例がレバレッジ掛けるような物件じゃなかったってこともあるんだが。
リスクとるなら、
せめて、月に４時間くらいの労働で、会社辞めれるくらい言えばいいのに。
で、安全はなかなか、お金で買うの効率悪いよ。
しつこいけど、安心という幻想でなくて、安全という事実の方ね。
お金レベル－３くらいは最低限ありそう。
食品については、生産と消費の距離に反比例して安全は買える。
例えば農薬使わない手間をお金で買うって考えられなくもないけど、
距離が遠ければ遠いほど、価格UP分は除草の手間代なのかどうか判別は難しい。
箱詰めで誤魔化されない距離の短縮はお金じゃ買いにくい。
だから、食の安全買いたければ、産地と直接繋がるのが、固い考え方だろう。
信頼できる生産者と関係作れば大分違うだろうか、
その時間が無いっていうなら、それはお金で買えよ。
お金があれば時間は買える、
正しくは、
お金を適切に使えば、お金を得るために使う時間は極限無くせる。
時間でお金を買うことと、
お金で何を買うのかと、
センス感じる人はあんまり居ない。
お金儲けの上手な人は沢山いるだろうけど。
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