ユーキャンの炎上商法は成功するのか? <評価経済>

流行語大賞のスポンサーのユーキャン派手に炎上しています。
http://blog.esuteru.com/archives/20006079.html
お金出して評判落としただけという人もいるが、私はそうは思わない。

では、デザインされたプレーだとしたら、その意図はどこにあるのだろう。
 
どれも今ひとつしっくりこないのだけど、
以下の3つの可能性に大別される。
 1.単に愚かで、不用意
 2.損得よりも優先したいものがある
 3.始めから炎上を狙っていた
順番に、可能性を探ってみよう。
人間は合理的な存在のはずだもの。  
 
 
1.単に愚かで、不用意
流行語大賞はこれまでも、敢えて無難なワード選んだことは、何度もあった。
そういう判断はいつでも出来たはず、
今年だけ不用意に怠ったというのは、今ひとつ不自然だ。
 
ただ近年、
「トリプルスリー? なにそれ?」あたりがターニングポイントだろうか。
http://www.j-cast.com/2016/12/03285162.html
流行った言葉よりも、都合のよい言葉を選ぶようになった。
露骨に政治的な偏向も隠さなくなった。
もう、公共的な存在であることを辞めて、やりたいことを優先してる。
 
逆にそうしなければ、ただ時流に任せていては、
恐竜のように絶滅してしまう。
もう弱いクスリでは効かない。
 
だからこその積極的な意図があるはず。とも思う。
素朴に疑問を呈した、つるのさんが謝罪に追い込まれる姿見ても、
予期したものあるではないだろうか。
 
 
2.損得よりも優先したいものがある
ユーキャンは韓国の企業だからと、ネットでは噂もあるけど、
どうしも、日本が憎くて仕方がないとか、、
 
でも、企業はイメージ大事じゃないかなぁ。
  
民進党が壊れてるのは、今に始まったことじゃないから、驚かない。
まともに「政治の責任重く受け止めます」とか殊勝な発言チョイスしちゃったら、
普通過ぎて、支持者には刺さらないだろう。
もう強いクスリでなければ効かない。
 
政権取って実力示してしまったし、
自公政権は内政的には中道左派寄りのため、政策では争えない。
連合にすら、見放されたらしいので、
カルト化する方向で支持者固めるしか生き残りの道はない。
メディアともども生存を賭けた戦いだもの。
  
でもユーキャンは違う、商売繁盛してれば滅びない。 
「リベラル」なメディアや政党と良好な関係の為にしても、
失うもの多すぎはしないか、
 
もうちょっと納得しやすい合理は無いのだろうか。 
 
 
3.始めから炎上を狙っていた 
悪名は無名に勝る。炎上商法。この可能性を考えてみたい。 
ユーキャンという名前の認知は、
ただスポンサードするだけから格段に上がったことだろう。
費用対効果は絶大だったんじゃないかろうか。
 
ただ、悪名のメリット私には良く分からないので、調べてみよう。

まずは、炎上芸人鈴木拓先生に訊いた。ああ去年読んだ本だ。

次に俺がすべきことは、〝俺を好きでも嫌いでもない残りの6割〟を動かす作業です。
その人たちに「お、なんか面白そうなことが始まったぞ…」と思ってもらわないと、
小さな炎のまま消えてしまいます。もっと炎上してもらわなければ芋は焼けないですから、
相手を小バカにしながら時々返事を書き込んで、
好きでも嫌いでもない6割の人に炎上劇場をお楽しみいただく。そこに注力します。

認知を獲得した後、中立な人をどう取り込むか、二の矢が大事ってことか。
 

周りにいる人たちの代わりに小バカにするイメージです。
「よくぞ言ってくれた!」「胸につかえていた何かがスッキリ取れたよ、鈴木!」
つまり。俺は代弁者でしかないです。
エンターテインメントになるギリギリのラインで代弁するだけです。

ユーキャンも狙ってるのはそこだろうか、ちょっとズレてる気もするが。
 

怒りだけでなく、恨み、妬み、そねみ──負の感情に支配されている時は、誰でも不安や絶望を忘れています。
《不安や絶望を晴らす唯一の方法が怒りだ》そんな言葉もあるくらい、怒りって強い感情ですし、エネルギーの宝庫です。
この強いエネルギーを使わない手はないです。
金に換えない手はないです。

ユーキャンが狙うのはそこだろう。これは納得できる。
橋下徹やドナルド・トランプ、マーケティングが政治家の専売特許なはずがない。

今福島に住んでるけど、不安煽って一財産築いた人も居るだろう。
「危険だ」と声高に「専門家」の引用するなら、何故逃げないの?
一見まともそうなそんな人間にも出会った。

しかし、この御方、ポンコツを装いつつ偉大だ。
ギャラ相方と折半なうちは、趣味に精を出し、
独立採算になった途端、認知度上げて、ピンでの露出も増えた。
敵を知り、己を知る戦略家。

あ、脱線した。
グーグル先生にも訊いた。
http://ie-frome.com/Blog/2016/10/24/ablazemarketing01

炎上マーケティングの効能を得るための条件
仮に望み通りに炎上させることができたとして、ここから効能を得られるケースは次の通りです:
叩いている人たちを手のひら返しさせる秘策がある
炎上しさえすれば目標が達成できる

秘策は想像出来ないから、後者だろう。
 

炎上しさえすれば目標が達成できるケースはさらに以下のように二分できます:
知名度さえ得られればそれでよい
炎上している中でなぜか擁護に回る人たちを抽出する

これは明らかに後者だ。
実際、反ヘイトで一貫性の欠片もない擁護を多数見かけた。

炎上している中でなぜか擁護に回る人たちを抽出するケースは、主に妄信的なファンを確保することを目的としています。炎上の規模が大きくなれば、その中にはなぜか炎上している対象に対して擁護に回る人たちが必ず出てきます。その人たちは妄信的なファンになる可能性を秘めています。彼らが何らかのアクションをしてきたときにはそれに対して手厚い対応をすることでさらにその信奉は強固なものとなります。この効能を安定的に得られるのは例えばカルトの崇拝対象です。

民進党はそれでいいけど、ユーキャンにとっての信者ってだれ。
 

ユーキャン、炎上商法、で検索してたら、
資格商法って言葉が目に止まった。
 
最初はおバカタレントの資格取得の記事から、
http://news.ameba.jp/20120902-147/
確かに韓国っぽいのかってよぎるがそれは関係ないし、
オツム軽くて、おバカタレント務まらないし、
タレント業に無関係な資格だけど、
あのおバカでも難しい資格取らせる教材って、イメージ狙いってことか。

それはさておき、
歯科助手って、医師でも技師でもなく、
免許ではない。仕事に直結する訳じゃない。
 
ああ、情報処理とか、マイクロソフトのなんとかとか、そういえば有ったよ。
SE,PGの仕事するのに有効なこと何一つないけど。
そう、仕事に直結しない肩書きみたいなの。
 
いや、ユーキャンは宅建とか、行政書士とかもやってるんだろうし、
実績もあるんだろうけど、
資格商法ってのあるんだ、、 
https://matome.naver.jp/odai/2146723353840891401

なぜ、『貧困女子』が狙われやすく、また、資格商法ビジネスに騙されてしまうのでしょうか?それは女性の就職の困難さにあります。

首都圏などならまだしも、地方都市では女性の就職は本当に厳しく、水商売かコンビニのレジ係くらいしかないというのが実情。そんな就職に不安を抱える女性を食い物にし、暴利をむさぼろうと狙っているのが悪徳資格商法業者なのです。

 

あれ、何かが似ている。
NHKの貧困女子高生騒動思い出した。
神奈川県の予算と共産系NPO法人の絡みが背後にあるって噂に聞いた。
広告塔の当人を責めるのは、情弱過ぎる。
ただ、周りをぐるり取り囲む人達からは抜け出して欲しいなぁ。
消費の延長で専門学校行っても、仕事には繋がらない。環境から抜け出せない。
 
 
こんなに露骨じゃ、誰も引っかからないよ、
くらいが丁度いい効き目ってことあるんだよな。
弱くてはもう効かない。
 
自分のセイとばかりは言えない不遇と、社会への不満。
そして、リベラル界隈に嫌悪感抱かないニュートラルに対してなら、
代弁者を演じること出来るかもしれない。
多数の援護射撃が(たとえ狂っていたとしても)居ることは計算済みだし。
  
貧困女子と資格という親和性はどうだろう。
弱者の味方と聞いて警戒するような層は、もとから捨ててるなら、、
  
田舎だとねぇ、時差があるから、そういう警戒薄い気がするんだ。
 
とりあえず、人間は合理的な存在だと、思っておくことにしています。 
 
 
質問コーナー、お問い合わせは、sanpome.net@gmail.com まで。

  
 

社会・経済ニュース ブログランキングへ

にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村

カテゴリー: 言論、メディア, 評価経済 タグ: , , , , パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


*