他人の欲望を生きる地獄。歴史から学ぶを賢者、経験から学ぶのはマシな人。学習せず終わる人も。

ふと、幡野広志さんのcakes連載を読んだ。
https://cakes.mu/posts/30089
大学受験に失敗し、無価値感に落ち込む浪人生の話。たぶん女性か。
回答はありきたりなことしか書いてない。 

良かったね落ちて。
自分の人生を生きる適切なタイミングを得て、
それを親離れとか自立とか言います。
で、
失敗が正解でも痛手は痛手だから、ゆっくり回復したらいいです。
どれも自然なことです。  

兎にも角にも、最初にそれを伝えてあげないとなぁ。
 
 
ああ、得手不得手って誰にでもあるもの。と読後感。
間違ってはないけど、
親に期待されて育ってきた子の気持ちは分かんないんだろうな。
 
多分女性と感じたのは文章の雰囲気もあるけど、
母親との距離感。母と息子とは違う。母と娘のような親しさ。
 
母親の自己投影受けて育った娘。
母の期待に応えることで承認欲求を満たしてきた。
そのため、他者からの、ことらさ母からの承認で本能のセンサーが反応する。
がっかりさせるとアラームが鳴る。
絶望感(感情)→ 無価値な自分という認知(理性)へと連鎖する。
 
無価値な自分という認知が歪んでることだけ相談者に伝えてもね、、
間違ってはいないけど、治癒はしない。
問題はそこじゃない。
 
 

人より頑張らないと人並みにはなれないと思い、
色々なことを犠牲にして早い段階から受験勉強もしていました。
それでも、皆が当たり前に受かっている大学にも私は合格することができませんでした。

受験勉強はwant-toでなくhave-toだと書いてある。
自分の為のチケット掴もうと準備してたのなら、犠牲にしてとか言わない。
大学進学は親の期待に応える為にって、まあ自然な想像。
 

わたしは自分の実力以上の高いプライドを持ってしまっている人間で、
常に人の目ばかり気にして、すごいって褒められたい、だから頑張る、
ということを繰り返してきた人間です。
勝ち負けの尺度でしか物事を見れない気持ち悪い人間なんだと思います。

プライドの高い人は他人の目は気にしない。天上天下唯我独尊。
勝ち負けの尺度じゃないじゃん。他者からの承認欲求。
受験勉強で合格を掴むことそのものと、
学歴というステータスで自己重要感得ることは、似て非なるもの。
 

応援してくれる母を裏切っている自分が本当に嫌になります。

せめて自分を嫌になるなら、
 他人の期待を生きようとする自分にしといたら。
 他人の期待に応えられない自分ではなく。
 
 
大学合格が自分の望みでなく、母の期待なら、
それはゴールとして成立しない。自分のゴールじゃないもん。(苫米地式コーチング)
潜在意識はそれを知っているから敢えて落としたんだよ。自分を守る為に。
 
円谷幸吉も国体くらいで負けてたら、そこまで追い詰められることはなかったろう。
 
生きてるうちに他人の人生を降りるチャンスを得てよかったね。
母の承認=生存の安心 は過去の話、もう通用しない時期。
もう充分期待に応えてきたし。自由になってもいいんじゃないの。
って、自己認識を得て、本能センサーを補正する。

無駄な苦しみからは、逃れて欲しいものだなと祈念するのみです。
 
 
賢者は歴史から学び、愚者は経験から学ぶ。いや大抵の人は学習しません。にんげんだもの。
って、言いますが、 
岡村隆史の件でも同じ感想でした。
 
個人的には「差別」って錦の御旗で断罪しようとする方向性にも違和感あるんですが、
もっと一般的に、他人の不幸につけ込んで利益を得ようとするゲスってことよくないか?
具体的に問題点あるんだから、なんでも「憲法違反」で片付けんなよって、
似たような感覚あります。 
差別だから悪くて、もし差別じゃなければゲスはOKなのか?
男尊女卑とかじゃなく、人としてどうよ?って話じゃないの?
 
youtubeとかなら私的ってエスケープもあるけど、
深夜ラジオだからは通用しない公共の電波って時代になったんだよ。もう。
だって他に選択肢がある中での寡占だもの。
公共性の低いことは他でやれよって、環境が変わった。
 
休めばいいのに。
  
  
おっと、閑話休題。
どれだけ他者の期待に応えて、欲望に消費されても、
誰もあなたの味方は居ない。休めと言ってくれない。気遣ってくれない。
だから、せめて自分くらいは、自分の味方で居てあげればいいのに。
自分しか自分の人生を生きることはないのに、
わざわざ他人の人生生きることはないよ。
 
 
電通の過労の件ってさ、ブラックな労働は精神を破壊するけど、
あれも、他人の期待に応えることの限界に見える。
自分の満足は外側には無いのに。

大学受験で気付けるなら御の字だと思うよ。
 
 
 
って、
アルテイシアさんの他の本読んでみました。

いやー、ツライ闘病記ですね。
 
仏教だかマインドフルネスだかで、渇愛って言いますよね。
だいたい親子関係がアレだとセンサー壊れガチです、
断愛して、センサー治さないと、同じこと繰り返してしまう。

食い過ぎは断食、アルコールなら断酒、
ドラッグでもなんでも、中毒は一回抜かないと治らんよね。
   
 
広告代理店勤務のキャリア女子というものらしいです。
両親は見栄張りのまま死んだと書いてますけど、蛙の子は蛙な虚栄の世界。

 長時間労働に成果なんてないのに、
 広告代理店なくていいのそろそろバレるし。
ってことはわかるのだか、
 
バブリーな合コンみたいなのは正直私にはよく分かりません。
虚しそうな繁栄と想像するのみです。
 
ディテールは、
その欲望は誰かが演出し用意した他人の欲望ってことくらいしか分かりません私には。
  
ただ、
女性の恋愛市場では経年劣化というものが存在するらしく、
かつ減価償却も経費計上できないらしいので、
バーチャルな世界で熾烈な競争があるようです。
 
アルテイシアさん価値がピークアウトしてから、
出会った男性には執着強くなっていって、
虚栄に生きても、センサー壊れた渇愛がダダ漏れしてゆきます。
 
最低はお互い様かなって印象ですけどね。だめんず好きというより。
ジャンキーにその薬オレは与え続けられんよって去ってゆくのは正常な判断だし。 
 
893育ちなCさんのエピソードは、
「ごめんなさい、私が悪い」って泣いて別れを彼女が切り出す悪役側。
Cさんの愛情表現は忠義である。でも彼女が求める愛はそれじゃない。
育ってきた環境が違うから(byたかはる)、需給のアンマッチが発生する。
それで清々しく別れるのですが、
 
大抵のケースが、
 見る目のないだめんずでもなく、
 被害加害のお互い様でもなく、

共犯。
 
その言葉がぴったりくる。
ともに。中毒な世界を作る。
陣内智則も永久には無理だったように、どっかで終わる世界。
 
波動同調の法則で、
虚栄とか渇愛とかが共鳴して増幅してるんだな。
で、オレはそれ供給し続けるの無理って、どこかで現実に気づく。
そのくりかえし。
 
  
広告代理店のブラックとリストラって世相反映してますが、
アルテイシアさんは、会社辞めて独立が転機になったみたい。
震災の間はうつ病が治った人も居たらしい。
 
 
本当に生存の危機が訪れると、脳は統合して、
一時的にせよ、センサーは誤報をやめるらしい。
自分で稼がなきゃ、それどころじゃないって、中毒抜けしてくように見えます。
 
そして伴侶を得るのですが、
旦那さんは、
 両親もアレだったので理解がある。
 虚栄に興味の無いオタク。
 中毒症状が家庭で暴れてもスルーする術を習得済。
 感情より理性的な学者タイプ。

のため、
彼女の壊れたセンサーに反応しない。共鳴しない。消音してゆく。
それでかつ、彼女が欲する愛を供給してくれる。

で地獄からの脱出。
 
 
なにはともあれ、代理店辞めれてよかったね。
他人の人生を生きることを降りる。
すべてはそれからだね。
 
適正にいってよかったね。

決して発しないが、その言葉を子供のように待っている。
 
 
オレ、良い家庭環境で育っても、
面倒くさすぎて、結婚は無理だな。
  

 

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