シン・エヴァは面白くなくても映画館で観ておいた方が良い。若干才能の無駄使いな気も。

鍵の返却の連絡を受けた後は、どこまで手を入れるか、管理会社さんと相談します。
新たな内見を迎えるにあたり、悔いなき準備はしておきたい。
 
久しぶりの経済活動、せっかくの外出なので、
それから、IMAXで「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」観ました。前回宣言のとおり、
吉田大八監督は我慢しました。
 
最後の記号 :|| は、ここから原点回帰の意ですかね。
始まりが自主制作のウルトラマンなら、シン・ウルトラマン観に行きます。
 
 
序破Qは観なくても、NHKプロフェッショナルは観てからの方がいいですね。
さらに、NHKの印象操作に負けないように解説を得る。
絵コンテなし、プレビズありきというメソッドについて。

 
 
あと、ハヤオメソッドはぜひ理解しておきたい。
違法なのかもしれないけど、他の手段が見つからない。

2つの目から来る2次元の視覚情報を、

脳が処理して、距離感を測りながら空間把握する。
カメラに写るものと、脳が見ている映像は違う。
 
脳が臨場感を感じるように宮崎アニメは動いている。
だから、
 写真をトレースするな、脳内で処理したイメージを再現しろと、
巨匠はいつも、ご立腹だ。
  
脳が見たままを描くのは日本画のメソッドで、
遠近法で理論構築された、西洋絵画に、浮世絵は影響を与えた。
 
パリのオルセーで生のゴッホ見たとき、私分かりました。えっへん。
ゴッホは漫画と同じ技法で狂った絵を描く。
浮世絵の影響って、こういうことなのか、、
 
手塚治虫以降の日本に生まれ、育つと、
子供の頃から漫画読むから、英才教育ですよね。
現実にはありえない構図でもすんなり受け入れる。
 
  
映画のスタートがパリの街並みで、
主題歌が、遠近法の極みであるモナリザは大したことないって歌うのは、
どうやら訳があるようです。
 
ああ、やはり岡田斗司夫が先に解説してますね。

点数と卒業式の話は一旦おいて、絵のメソッドにのみ注目します。
 
ついでに、宮崎駿よりも高畑勲的だという意味も、理解出来ました。

客観的な態度、文章で言えば硬質、ハードボイルド。
 
 
こっから、ネタバレしますが、ネタバレもクソもないですけど。
ま、知らない昔には帰れませんからね。茹で卵と同じで。
シン・ウルトラマンではフェイスフラッシュ的なことするのかな斎藤工。
 
NHKのでやり直すと言ってた、Aパートは真っ赤な芸術の都で、
 魅せたい絵を観せますと、宣言ですよね。
 私戦艦には興味ないですけど、街並みの精度とアングル、そしてメカニック。
 
 あと、スタジオカラーは締め切りも守るいいチームってことでしょうか。
 
 そんな科学力あったら、あんなに手入力は大事なのかどうか知りませんが。
 と、お話に関わる弱点はスルーして観るべき映画だ。
 
 
 
第三村は、体感長くなかったですよ。むしろ短く感じました。
 鬱からの回復期を描く。
 NHKので写ってたのは、主にこのパートですね。

 ミニチュアセット組んでアングル決めた、
 街並みや電車は凄いです。
 そしてそれが、宮崎アニメとは違う厳格なリアルを感じさせる。
 自然に関しては、やはり高畑勲の「おもいでぽろぽろ」思い出しました。
 「天気の子」とかが描く美しさとは違うリアリズム。
 美しさだけなら、絵が描ける方に軍配が上がるけど、
 実存は圧倒的でしたよ。
 
 モーションキャプチャーで、プレビズ作るのトウジ君の家でした。
 なるほど、アングルに拘るとはこういうことなのか、
 庵野秀明っぽい絵ってこうだよね。
 
 ここで大人になったかつてのクラスメイトとも再会し、
 精神的にも回復したシンジ君はまた船に乗ります。
 
 どうやら、シン・ゴジラで創作意欲取り戻し、
 その成功体験で獲得し、手応えを感じたメソッドで、
 もう一度エヴァで勝負しよと肚決めたところですね。
 止めといたらとの忠告もあったようです。
 
 NHKのでは、
 ミニチュアやモーションキャプチャーの素材からプレビズ作成する。
 その現場が、「あっち撮れよ!!」と怒られながら写ってました。
 おそらく、このメソッドについて理解してるのは庵野&樋口の二人だけですね。
 二人の世界ですよ。
 スタッフはちゃんと説明受けてないし、受けても分かんないですよ。
 
 いきなり、これやらされて満足行くのは無理難題過ぎ。
 やるなら、
  無難で手堅いアングルをベテランにやらせ、
  実験的で斬新なのは、期待の若手に、
  最後まだ素材足りないと思ったら自分で。
 任せるのは無理でしょ、スタッフ意図の共有出来てないよ。
 そこから、
 プレビズ作るのは庵野監督の専任事項にせざるを得まい。
 あなたの作家性は他のだれのものでもないし。
 
 ま今後は、
 東宝で得た手法をカラーのお家芸にして行けるかと。
 任せたのはそういう狙いもあったのでしょうけど。
 
 ただやっぱり、親殺しは「シン・ナウシカ」でやって欲しいですね。
 
 
 
戦闘とメインキャラの成仏がCパートなのでしょうか。
 凝ったアングルやカット割りもたくさん出てきますが、
 そこまでやらなくても、ここで満足したい観客にとっては、
 ベタな作りでもいいかも。
 
 絵コンテ切って、スタッフに任せても。
 ここで若干才能の無駄遣いかとも思いました。
 日常風景の戦闘では、こだわりたいのでしょうけど。
 
  「シン・ゴジラ」や「シン・ウルトラマン」よりシンエヴァ優先しろ。
 と言ってた奴らのために、
 それだけの甲斐はないかもしれない。
 あのNHKので、そのまま感動するんだから。
 
 個人的には、義務感で才能使って欲しくないです。
 ま、それでも本人はファンに感謝してるんですね。
 
 
 ストーリー的には、もともと持ってた欠点が顕著に出ますよね。
 バブル崩壊で狼狽えるだけの大人からのオウムの出現。
 そんな時代なら、人類の命運託す組織で、
 無能で幼稚なオトナだらけで、杜撰なマネジメントは違和感なくても、
 今は、トップの意思決定で組織全体が簡単に滅ぶこと、日本人は知ってる。
 
 この時代感覚で観ると、
 ゲンドウが幼稚で無能でビジョンもショボいの始めからバレバレだもの。
 今更告白されても、知ってたよ! としか言いようがないし、
 
 この人がもし、
  親じゃなければ、承認受けたいか?
  上司でなければ、評価されたいか?

 私は、
  一緒にすんなよクズ。 と、少なくとも心の中では言ってました。
 告白します。

 なので、OBとしては、あんま感動しないんですよね。
 監督本人と違って、ゲンドウには才能もないし。
 
 ミサトさんのカラー側は、「私の責任」って大人らしいこと言い出すけど、
 それがそもそも普通の感覚。
 経営者は社員の生活、人生に関与しちゃうから、大変ですね。
 だからサラリーマン経営者の株は買うなと教わった。

 
 結局、謎といっても、
 この組織のトップがこんな無能なのに有能風に描いて、破綻しない訳がない。
 シン・ゴジラ撮った人がなんで、学生サークルみたいな組織にすんだよ!
 というところから、嘘ついて、からの虚構の構築なので、
 
 今の時代で、謎の新設定でお話引っ張るの無理かと思います。嘘つきすぎ。
 そんなの胸先三寸だもの、領域展開したんだなって理解でいいです。
 理解したから面白いってもんでもない。
 結局、
 条件が違うから、別ルートエンディングだっただけで、
 やってることは、旧劇と大差ないし。

 卒業式というか、お葬式としては機能してますが、
 お話が面白くないのが、減点1で99/100は無理な論法。
 
 興収100億未満かと、噂されてますが、
 https://realsound.jp/movie/2021/03/post-732563.html
 やはりお話の弱さが、非留年生のハートには響かないかもと思います。
 でも、それも、最初から覚悟の上で、作ってそうです。
 せっかくのお葬式ですから、パーっと派手にと。
 香典で回収出来なくとも。大台には乗って欲しいけどなあ。
 この実験が報われて欲しいとの感想は持ってます。
 
 個人的には、
 相変わらずな感想や考察ばかりで、
 NHKの後でも、岡田斗司夫以外、制作のメソッドに言及する人いないの不満です。
 シン・ゴジラ楽しんで、シン・ウルトラマンに期待してる映画ファンには、
 NHKの見てから、シンエヴァも足運ぶ価値あると思いますが、
 バズリ方がそうならない。
 
 
 
最後、駅のシーンですが、
 奥さんが現実に連れ戻してくれた、でいいですよね。
 しつこいですが、シン・ゴジラも作った人が、
 スター・ウォーズしか作らしてもらえないルートは才能の損失だもの。

 ただ、これまでの文脈だと、
 アニメ→プレビズのCG→実写 というルートで脱出で、
 NHKの意識して、作中で制作風景説明してくれてるし、
  
  卒業式をこのメソッドでやりきりましたよ。 
 あるいは、
  次は実写でやります。
 
 ってことか。いずれにせよ。

 ここは、社内で理解されなくても仕方ないパートでした。
 本人は部下に失望したかもしれませんが、
 その成果はシン・ナウシカまで待っても、良しではないかな。
 

卒業式と実験と2つのテーマあるため、
長いし、ストーリーは弱いので、トイレ休憩はしました。
 
 
どうでもいいけど、
エンディングもユーミンで良かったとも思った。

それはそれで、不吉か。

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