失態が続いても、誰も責任取れない組織は終わるものです。
イランでのハマス指導者暗殺のニュースに触れると、
終わった組織について考えてしまいます。
逆に北朝鮮なら組織ごと、セキュリティ関係の1家1族ごと処刑だろう。
キム王朝がしぶといのも、組織の原理に秘訣があるかもと、興味を持った。
同様に、裏金で安倍派を粛清した自民党も駄目でもギリ踏ん張りそう。
神の怒りを買う、神が見捨てる、の違いは、旧約聖書の解説で知った。
見捨てられた場合はもう回復不可能。あとは滅ぶだけ。
現代では、そんな組織は枚挙に暇がない。
私は”見捨てられた”企業に関わっては、
”時代の役割を終えたんだな”
と常に納得させられて来ました。
人は変わらないので、駄目な人が重要な役職に就いた時点で終わりと、
私は物分かりよく悟るべきでした。
ハメネイ師の声明については、
報復はそれとして、
身内の失態についての言及を聞かない。他責の言葉しか聞かない。
つい、連想してしまう。組織が機能せず終わりゆく存在を。
Bリーグが成功してJリーグが衰退の理由
蓮舫氏惨敗でも続投を表明 立民都連会長の長妻昭氏
流石に、身内にも裏切られ、ザルでは。
当初はロケットが打ち込まれたと言ってたが、
滞在ホテルに2ヶ月前から爆弾が設置されていたらしい。
それは工作員の仕業というより、革命防衛隊が買収されて成ったという。
ここまで、アレな例はあまり聞いたことがない。
人間考えだと、
親衛隊くらいは真面目に忠誠を尽くすもの。と思ってしまう。
報復といっても、
4月に行われた、なんちゃってな空爆同様なのか、
民間人を狙ったテロなのか、不明ですが、
イスラエルとまともに戦って勝てる要素は無いでしょう。
戦力のみならず、モサドの諜報能力はあまりに高く、
ハマスによる音楽フェスへのテロは、真珠湾攻撃だったかと疑う程です。
アメリカ大統領選のタイミングを待って、立て続けに要人暗殺を実行する。
その判断にも、舌を巻くものですが、
(当時、コッズ隊司令官を暗殺に与したとされるトランプは当然として、
イランのソレイマニ司令官殺害
民主党もユダヤを敵に回して選挙は戦えない。
イスラエルにヒズボラに対する「自衛権」 ハリス氏)
そもそも、イランが下手くそ過ぎる。
何故、テロ支援など費用対効果の薄いことに熱心だったのだろう?
核武装か、アメリカと融和か 二択なのに。
確かに、ハメネイ体制になり、
2010年頃からイスラエルはイランの核開発を徹底的に阻止してきた。
核の科学者、相次ぎ暗殺 4年前には「イランのオッペンハイマー」も
イランでは2010年以降、核開発に関わる科学者が次々と暗殺され、犠牲者は「核の殉教者」と呼ばれる。4年前には著名な核科学者が暗殺される事件も起きている。
核施設爆発でイラン激怒、イスラエル元工作員が明かすマル秘手口
イランの核開発施設で4月11日、サイバー攻撃が原因と疑われる爆発事故が起きた。この施設は2009~10年にもサイバー攻撃で損傷を受けている。
しかし、テロ支援しても、抑止力にはならんよ。
経済制裁が続くなか、
なんの譲歩も引き出せず、ジリ貧が続く。
更に、ロシアのウクライナ侵攻にも協力しては、
ナチスに協力して酷い目に遭った過去から学習していない。
今はもう、”竹槍でB29”状態じゃないかな。
どうやら、だいぶ昔に負けているよう。やはり2010年代にはもう。
情報機関が弱体化しては勝てない。
ハマス指導者殺害、なぜ起きたのか-イランの深刻な欠陥を露呈
2010年代初めに「競合する新たな複数の情報機関」が創設されて情報省が弱体化し、イスラエルのモサドがイラン国内に浸透する直接的なきっかけを作っている
ハメネイ師はイスラム法学者で、
政治、経済、外交、軍事の、どれも専門家でも実践家でもない。
自分の権力を危うくするような組織づくりをしてしまった。
ホメイニ師はまだ、国際政治の渦中に居て、実践感覚が有ったかも。
核武装できないなら、融和するしかなかったのに。
10年以上前には、既に負けていた。
神が見捨てた組織では、
必要な人材は殺され、無能な意思決定されるよう人材登用される。
私は226の時点で日本は詰んでいたと思っている。
と、ここまで思いが巡って、ハッとした。
情報部門の弱体化すら、工作ではないのか?
サボタージュマニュアルとは?組織をダメにする方法をご紹介
・目的よりも手段を優先させる
・全体の進捗よりも、細部にこだわらせる
・自責よりも他責にできる仕組みを作る
1.常に文書による指示を要求せよ。
2.誤解を招きやすい指示を出せ。意思統一のために長時間議論せよ。さらに出来る限り不備を指摘せよ。
3.準備を十分行い完全に準備ができているまで実行に移すな。
4.高性能の道具を要求せよ。道具が悪ければ良い結果が得られないと警告せよ。
5.常に些細な仕事からとりかかれ。重要な仕事は後回しにせよ。
6.些細なことにも高い完成度を要求せよ。わずかな間違いも繰り返し修正させ小さな間違いも見つけ出せ。
7.重要な決定を行う際には会議を開け。
8.もっともらしくペーパーワークを増大させよ。
9.通達書類の発行や支払いなどに関係する決済手続きを多重化せよ。すべての決裁者が承認するまで、仕事を進めるな。
10.すべての規則を隅々まで厳格に適用せよ。
11.何事をするにも「通常のルート」を通して行うように主張せよ。決断を早めるためのショートカットを認めるな。
12.可能な限りの事象を委員会に持ち込み「さらなる調査と熟考」を求めよ。委員会のメンバーはできるだけ多く(少なくとも5人以上)すること。
13.議事録や連絡用文書、決議書などにおいて細かい言葉遣いについて議論せよ。
14.以前の会議で決まったことを再び持ち出し、その妥当性について改めて問い直せ。
15.「警告」せよ。他の人々に「理性的」になることを求め、将来やっかいな問題を引き起こさないよう早急な決断を避けるよう主張せよ。
16.あらゆる決断の妥当性を問え。ある決定が自分たちの管轄にあるのかどうか、また組織上層部のポリシーと相反しないかどうかなどを問題にせよ。
完璧ではないか。
恐らく日本も、この工作が末端まで行われ完了したのだろう。
私はベンチャーでも会議ばかりしている組織を見た。札幌ドームだけではない。
経営に投資するなら、オーナーでワンマンに限る。
逆に、失態は堂々と粛清し、
中央集権揺るぎない北朝鮮の寿命は、もう少し長いのだと、思い知らさせる。
ま、北朝鮮にゆく前に、
もう少し、イランの実像に迫りたい。
日本に居てあまり情報の無いリアルを伝える良書。
ライシ大統領時代からのスカーフ強要反対運動で本書は始まる。
表面上は体制に恭順でも、国民の心は既に離れている。
その実態を地下世界と呼んでいる。
サボタージュの鏡である。これでは国は発展しない。信仰は関係がない。
今イランの企業がいちばん警戒しているのは、そのような似非ムスリム女性が自分の会社に入ってくることだ。 こういう女性は、たいてい黒いチャドルで身を固めている。
-中略-
チャドルに身を包んだ女性は、出世のために職場でも礼拝や断食を欠かすことはない。上司の気を引くために高価なプレゼントをしたり、巧みな計略によって優秀な同僚を貶めたりすることもある。
もちろん上司は彼女を無視して、本当に能力のある従業員だけを出世させることもできる。しかし、その場合には重い代償を覚悟しなければならない。なぜなら、彼女が腹いせのために難癖をつけて、会社を当局に訴え出ても、文句は言えないからだ。
「そんなバカな」と思うかもしれないが、ここはイスラム共和国である。「女性社員たちがスカーフをかぶっていない」、「幹部たちが礼拝や断食をしていない」といった告発があれば、すぐさま役人が飛んできて、最悪の場合には会社ごと取り潰されてしまうのだ。
以下のよう分類すると、
①信仰心厚く、体制を支持する
②信仰心厚く、体制を支持しない
③信仰心薄く、体制も支持しない
④信仰心薄く、体制も支持する
実態は、
あえて全イラン人をこの図のなかに当てはめてみるならば、いちばん多いのが③で、続いて②、その次が④で、いちばん少ないのが①という順番になるだろう。
①に位置する人たちは、敬虔で、かつイスラム体制の支持者でもある。一九七九年のイスラム革命当時、大多数のイラン人はここに属していた。
ところが革命後、ベールの強制、激しい言論弾圧、そしてイラン・イラク戦争(一九八〇─一九八八)や経済の低迷などを経験したことで、イラン人の大勢は②へ移行することになる。
革命から四〇年以上を経た現在はどうかというと、私の肌感覚でおそらく過半数のイラン人は③に位置している。
彼らは、イスラム体制を支持しないことはもちろん、もはや熱心なムスリムですらない。その背景に、宗教としてのイスラムが政治的な道具に堕してしまったことがあるのは、すでに述べたとおりだ(なお、③が具体的にどのような人々から構成されているかは、第二章で詳述する)。
では今日、誰がイスラム体制を支えているのかといえば、主に④に属する人々である。「イスラム・ヤクザ」や「保守派」と呼ばれる者の大半は、ここに当てはまる。
イランが支援するハマスの音楽フェスへのテロに際し、
”貧困や差別が背景に”とテロリストを擁護する日本人が必ず出てくるが、
私はそのような人達を、④のイスラムヤクザ同様と分類する。
被害者ズラはいつものことである。
虐げられているのはイランの国民であり、イスラム指導者たちは貧窮していない。
ハマスの幹部も亡命先でホテル暮らし。
政教一致が何故失敗するのか?
神が預言者を遣わし、直接指導してくれるなら良いが、現実は沈黙。
所詮、人間による治世であり、法学者は政治や経済の専門家ではない。
今や「法学者による統治」が、完全に破綻しているのは誰の目にも明らかだ。なぜなら、その実態は「能力は皆無だが、権力欲だけは人一倍強い人間による統治」でしかないのだから。
そこではイスラムが、社会正義の実現のために生かされないばかりか、「神の与えたもうた試練」(失笑)、「イスラムの敵による陰謀」(笑止!)などという言葉によって、もっぱら不都合な現実を正当化し、政治責任を回避する口実として使われている。
このように、イスラムの理念が中身をともなった政策と結びつかず、都合のよい単なるお題目として重宝がられている状況を、私は〝イスラムごっこ〟と呼んでいる。
政教分離の国でも独裁におちいる可能性はあるが、政教一致の場合は、むしろ独裁によってしか機能しない仕組みになっているといってよい。
さらに恐ろしいのは、独裁者となった最高指導者への異議申し立ては、「正しいイスラム」に反旗をひるがえすことに等しいので、これに対する弾圧が神の名によって正当化され、歯列を極めることだ。
政教一致の国では、政治と一心同体である宗教も常に毀誉褒貶にさらされるため、政治が信用を失えば、宗教の権威も失墜してしまうのだ。
盛況一致による、「政治の独裁化」と「政治の弱体化」。
皮肉なことに、そのどちらも現在のイランでは現実のものとなっている。
イラン人の生活や庶民文化についての文章も、大変興味深いのだけど、
歴史的背景を確認して、北朝鮮と比較することにする。
アケメネス朝キュロス大王、ササン朝ホスロー1世など栄華を誇る。
ただしそれぞれ、アレクサンダー大王、アラブにボコられる。
もともと宗教はゾロアスター教だったが、イスラムの支配となる。
イラン人は、武力では野蛮な民族(アラブ、トルコやモンゴルetc)に負けても、
優秀で官僚として登用される。文化的には上と、考えている。
劣等感と優越感に苛まれている。
1501年イスラム神秘主義(スーフィズム)教団によりサファビー朝建国。
イランがシーア派なのはここから。
民族的には諸説あるものの、ペルシャ系としておく。
アッバース1世の時代に繁栄を極める。
が結局、オスマントルコにヤラれる。
1925年 レザー・シャーによる独立。
昔はパーレビと呼んだが、パフレヴィー朝の成立。
民族主義、政教分離を謳う。
独裁王権であり、トルコと異なり政治の近代化は微妙。
第二次大戦時、ナチスと組んだことが祟り、息子ムハンマドに交代。
石油の利権はイギリスのもの。
1951年 モサッデク首相が石油国有化を宣言、更に親ソビエトであっため、
CIAやMI6の工作で失脚。
ムハンマド王はアメリカの傀儡となる。
ケネディ政権時に、近代化を進めるが、
石油価格の下落から経済が低迷。
反政府勢力であるイスラムを弾圧。
1979年ホメイニ師のイスラム革命。サファビー朝由来のシーア派。
アメリカ大使館人質事件以来ずっと、アメリカと仲が悪い。
制裁を食らっては、経済が良くなることはない。
イスラム革命の拡大を恐れてソビエトはアフガン侵攻、
CIAはイラクのバース党サダム・フセインを擁立。
その後も、いろんなことが起こるが、
アメリカと融和するチャンスも有った、(満州事変以後、開戦までの日本のように)
と私は思うが成らず、
核武装に成功しない反米は、大抵は失脚する。
ハメネイ体制への支持する国は今では広がりそうもない。と思う。
サウジやUAEは親米だし、
テロ組織は別として、
制裁受けるトルコのエルドアンが支持を表明する程度か、
ジャスミン革命以降の北アフリカが頑張るとは思えず、
ロシアもシリアも、中国だって、自国の問題で手一杯だろう。
一方で、中国の後ろ盾が今もあり、久しぶりにロシアに接近し、
崩壊して半島に難民が溢れることは誰も望まない、
核武装に成功した国は、
イランよりは長持ちしそうと思ってしまった。
あんな失態を晒して、誰も責任取らされないことはない。
中国もロシアも先行き怪しいので、どうなるか分からないけれど。
まずは、歴史をおさらい。
李氏朝鮮成立から、日韓併合まで。
半島統一。明朝の属国となり、朱子学に基づく統治を徹底。
秀吉の朝鮮出兵から伊藤博文の暗殺まで、
500年も続いたのには、苛烈にして堅固な統治システムの賜物だと思われ。
(歪んだ)選民思想。垂直な中央集権。科挙による官僚制。
儒教は人を幸せにしないが、組織を安定させるとつくづく納得。
ポツダム宣言受諾から朝鮮戦争停戦まで。
米ソ冷戦を背景に、中共も参戦。半島は荒れ果てて、38度線で停戦。
北朝鮮はソビエトと中共の影響下に建国。
日本は朝鮮特需で戦後復興開始。日米安保で共産主義の防波堤となる。
北朝鮮は金日成による体制確立。スターリンに徹底的に学ぶが、
世襲なのは、やはり李氏朝鮮の統治システムの影響も大きいと思う。
個人崇拝と主体思想。弾圧の徹底。
イラン同様にテロ支援でも、制裁受けても核開発に成功。
改めて眺めると、イランが生ぬるく見えるから不思議だ。
ハメネイ体制は世襲の予定らしいが、続かない可能性の方が高そう。
一方で金正恩以降も革命は起こりそうにない。中国次第かもしれないが。
更に、民族の歴史的バックボーンも説明受ける。
読了前の予想に反して、目から鱗の一冊。
朱子学由来の、
李氏朝鮮の統治システムと社会主義一党独裁、
選民思想と共産イデオロギー、
見事な融合によって、成立している王朝と知る。
この東洋的専制主義国家の頭の部分だけを「社会主義権力」にすげかえ、首から下をそのままにして支配体制を敷いたのが北朝鮮なのである。 ようするに、一人の君主と一握りの特権階級官僚の下に、万民が平等に支配される体制――それが東洋的専制主義国家の政治体制である。
李朝では、反乱を起こした者は一族もろとも皆殺しにしてその血を絶やし、反乱者を少しでも助けた村や村人はすべてを殺戮して消滅させた。村人が村人を裏切らざるを得ない過酷な密告システム、拷問、公開の斬首刑、死体凌辱刑などによって、国民を慢性的な恐怖状態におく形で、その強固な政治支配を可能としていた。
北朝鮮は、単に強圧的な政治支配に都合がよいから、李朝の専制主義政治やイデオロギー政策を真似たわけではない。北朝鮮が採用した社会主義国家の制度そのものが、李朝をはじめとする東洋的専制主義国家の政治制度ときわめて似ていたからである。
金日成がはじめたとされる北朝鮮のチュチェ思想(主体思想)は、まさしく儒教の考え方の社会主義版である。
その第一は、何よりもその内容が儒教と同じく「自然の頂点に立つ人間中心の世界観」に満ちていることである。
儒教(朱子学)では、古くからの天命思想を受けて、天命とは「天があたえた自然の秩序(規範)=命」のことであるとする。この自然の秩序は、人間を頂点とするさまざまな生き物たちの階層秩序としてあり、人間界の秩序もまたそのようにあるのが天命にかなったことである。その人間界の秩序の頂点にあるのが天子であり、人々はその下に階層や身分や役割をもって序列づけられる――。
儒教は人間界のあるべき秩序を、このように「自然界全体の階層秩序の再現」とみなすことで、国王による統治の正当性を思想的に根拠づけたのである。
北朝鮮の選民思想は李朝のそれに酷似してるという。
朝鮮は明を中華として服属していたが、明が夷族の満州族に滅ぼされて清が成立すると、もはや礼に基づいた中華の正統は朝鮮朱子学を奉じる朝鮮だけで、朝鮮自らが小中華とする考えを持つようになった。
-中略-
そして北朝鮮もまた、もはやロシアはいうにおよばず、中国も正統な社会主義国家ではない、自らだけが正統な共産主義思想に裏打ちされた社会主義国だと自認している。そこにも、政治的には中国やロシアを尊重しながらも、思想的には蔑むとしう二重性が、同じようにあるといってよいだろう。
その上、李朝の弱点も克服しているという。
李朝末期と北朝鮮末期の最大のちがいは、この軍事力と民族主義の存在にある。北朝鮮は人口が韓国の二分の一であるのに、兵力も装備も韓国の二倍という強大な軍事力をもっている。その軍事力がなければ、北朝鮮はとっくに民衆の反乱によって崩壊している。またあれだけの強固な民族主義の浸透がなければ、国内を一つにまとめることはできない。
組織の結束の強さも、宗教でまとまろうとする国家の比ではない。
「わが民族」とはそもそも、われわれのすべての先祖とその子孫である私たちのことにほかならない、そのように民族は歴史的に一つのものとしてあり続けている――というように、国家=民族=家族という考え方によって、一族を貫く孝の倫理を国家レベルに拡大させたのである。これは、「単一民族国家」だからこそできたともいえる。
この家族国家観とでもいうべき考え方は、韓国でも北朝鮮でもいまなお色濃く残っている。韓国・北朝鮮では天のことを「ハヌル」というが、朝鮮半島では中国の天帝にあたる天上の最高神を「ハヌニム(天さま)」と呼んできた。「ハヌニム」は日本の神々のような人格神ではなく、唯一絶対の抽象的な存在としての「天なる父」である。
李朝をモデルにした極端な一極集中は、連携を破断しクーデターは成功し難いという。
反スカーフで大規模なデモが発生するイランとはだいぶ違う。
同質な環境のなかで、徒党や派閥などの小さな相違点を軸にした、激しい対立と結束が繰り返されることになる。
-中略-
北では、「反金王朝勢力」が手を結び、政権打倒に向かう可能性は低いだろう。クーデター未遂事件がたびたび起きていながら、「反金王朝勢力」の結束がみられたことは一度もない。
逆に、
サボタージュ・マニュアルが効かないような、
横の連携が分断さえた個の出世競争が機能しているのかもしれない。
カリフォルニアにはミサイルが届くのだもの。
神は神、人間は人間と、
断定したイスラム教が汎民族的である一方で、
北朝鮮のような単一の堅固さも、個人崇拝もない。
耐用年数は木造とRC(鉄筋コンクリート)ほど違いそうだ。
世の中知らないことばかりである。
”報復しなければメンツが立たない”という日本人が居るが、
イランの場合、もうメンツは倒れて地に落ちている。
ハメネイ師が尊敬を集めることはないだろう。
戦争はとっくの昔に始まっていて、勝負はもう着いている。
よって、当面の結論は、
中東情勢で暴落が起きるとは思わない。
原油もゴールドも上昇しない。
純粋にドル円の金利の問題となりましょう。
北朝鮮が暴発するのも、中国が本格的に危うくなってから。
ただし中国経済の悪化は、日本に影響大だとは思うけれど。
で、ハメネイ師の世襲は流石に無理だと、予想している。
誰かと誰かが話し合って、決めたこと。
これからも、様々な思惑もリークもあるでしょう。
第三者の意見と、当事者の思考を読むことは区別したい。
自分が経済を分かっていて、植田総裁は分かっていないという人を、
私は信用しない。
賢くあることは難しくても、愚かにならないように気をつけることはできる。
とマンガーも言ってる。
2024.08.04現在
日銀会合前はまだ、売り玉の保険掛けつつ、20MAまでの上昇を期待。
夜、利上げのリークから、利上げ実施。
保険は利確し、そこからの上昇で、東京の引けで売り玉の保険を打つ。
もっと保険厚くしておくべきだった。それは結果論か?
イングランドの利下げ、FOMCで9月利下げ確信から暴落開始。
東京の寄りも、更にジワジワ下落。
売り玉を恐る恐る追撃しつつ、損失を想定内に抑える。
買い玉は現物なので塩漬け可。かつ反転しそうなので、
誘惑に負けて、売り玉を一旦利確してしまった。
もっと下げるので、売り玉建て直す。
現物の買い玉は塩漬けを決意。
雇用統計はじめ数字は悪い。
もっと売り玉建てておけば良かった。まあ結果論。
反転の可能性は常にあり、その時は含み損減るので良しとする。
基本路線は、さらなる下落は売りを追い。
反転上昇後しか、買いは追わない。逆張りは避ける。
大統領選や衆議院選後落ち着くまでも、買い玉の決済は待って構わない。
個人的には、僭越ながら。
トレードで成果を出すなら、信用売りが使えないと厳しい。
逆に、
ファンダメンタル一本でゆくなら、
儲けようではなく、投資家に成るのが先かと。
本来、株式投資は、そのビジネスに参画するもので、
短期の利益を目指すものではない。
100年に二度か三度くらいは株価が半分になることもある。そんな事態に直面したらとても冷静でいられないというのであれば、株主になるのはやめたほうがいい。どんなときも落ち着いて哲学的に市場の変化に対処できる人でなければ、マーケットで良い成績を残すことはできないだろう。
しかし幸か不幸か、私の買った小型低位株はウンともスンとも動かない。