「バングラデッシュ行かないか？」
友人から、こう声を掛けられた。
うーん、野党選挙ボイコットしたんだよなぁ。
ある知人のバングラデッシュ人は与党とあまり仲良くない。
バングラデッシュは将来有望で、人口増も見込める。
投資にもいいんじゃないかと、友人は言う。
どうせ行くなら、パキスタンまで足を伸ばしてはどうか。
今から、「将来有望」を考えるなら、
むしろパキスタンの方がポテンシャルが高いのではないか。
漠然とそう思った。
何の手がかりも無く行っても、タダの観光に終わってしまう。
投資を考えるなら、ある程度の人脈は必要。
ともかく、人脈を作る準備からスタートしなくちゃ。
そこで、太平洋大家の会会長Manachanいにお願いして、
不動産に強いパキスタンの方を紹介いただいた。
もうちょっと、調べんと。
そう、パキ、バングラといえば富山県。
２０１４年３月ワタクシは、訳あって金沢市におり、
まずは、友人と、
富山県下でも有名なパキスタンカレーの店「カシミール」で、
カレー食べてから考えることにした。
富山県の伏木港はロシアとの貿易が盛んな港で、
この付近はロシア人も多い。
中でも、中古車が主力商品なためパキスタン人も多い。
街道沿いにはズラリ中古車屋さんが並ぶ、簡易モスクもある。
で、元々中古車販売が本業だったオーナーが、
駐車場の敷地内にコンテナハウスで作った店が「カシミール」だ。
豆、野菜、チキン、マトンから選べてどれでも１０００円のランチセット。
豆ってダルだろ？
当然の如くコスパの高いマトンを選択。
美味しゅうございます。日本人に媚びない味が素晴らしい。
スパイスが輸入なのは当然だが、特筆すべきはお米が丸くないこと。
わざわざパキスタンからインディカ米を取り寄せているそうだ。
肉もしっかり羊の味がする。
ここで手がかりが出来るようなら、
東南アジアを出て、西に行くチャンスかもしれないな。
漠然とそんな風に考えていた。
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