高橋秀実著「男は邪魔!」 妻は「男はバカ」、「社会なんて無くていい」と言う

男は社会人とか言うでしょ。無くていいのよ社会とか。
この言葉に、男性無用説の中心がある。男は機能で出来てる。
機能は果たして要るのか? 必要な時に使えなきゃ確かに意味ない。
 
 
ども、カオサンいい天気。
相変わらず、予定立てるのにバタバタしてます。
いや~、変更とか、勘違いとかあって。
組み直し発生中、関係各位お手数おかけします。

あー、世の中夏休みってものあったんですね。想定外でした。
どうやら、かなりタイトなスケジュールみたいです。
よろしくおねがいします。
 
 
そんな今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
これも、雨の日に読んだ本。

 
 
古来より、年寄りは若者に小言いう存在であった。老人には価値である。
が、最近の古いモンは、迎合するだったら無用の長物である。

そんな内容のこと、思い出した。
ま、それはさておき、 
 
高橋秀実はシニカルな文体で、すっとぼけた自虐の人である。
 
相変わらずである。でも上手いのである。
ただ、内容が内容だけに、男性からは不評らしい。
 
いやー、そういうことじゃないんだよ。アマゾンのレビューとは違う感想。
 
最初にこの本読んじゃダメで、高橋秀実は他の本から読まんと。
あくまで、彼の芸風を楽しむのが、良い(効用高い)読み方。
 
でまあ、バカと言われて、バカと言い返すんじゃ、女性脳じゃん。
性差に違いがあるなら、それはちょっと違うんじゃないの。
 
 
いつも言うが、 
男と聞いて思い出すのは、ハカイダーである。
キカイダーを破壊せよ、破壊せよー♪ の彼。
 
生まれながらに機能を負って生まれてくるので、
だからというか、逆にというか、それしか出来ない。
 
ニュートンは茹で卵すら作れないという意味で、男は天才なのである。
山下清のちぎり絵と言ってもいい。
 
なので、ハカイダーはいつも哀しい。
 
で、
他の怪人にキカイダーがヤラれると、自らの存在理由を失い、
自我が崩壊してしまう。 
 
 
高橋秀実は、「男」の取材を続け、
草食男子→草食→牛 へとたどり着く。

牛はカンケー無い。そう思うのは早計で、関係あるのである。
 
 
牛はメスしかいないそうだ。オスの乳牛はいない。
正しくは、極少数のタネを絞られるオスと、冷凍保存の精子。
運悪くオスが生まれたら、肉も硬くなるので、
スグ性転換させられて仔牛のウチにドナドナらしい。
 
 
妊娠出産は母体にとってもハイリスクな行為で時間もかかる。
だから、一夫多妻で、オスの遺伝子をコントロールした方が種として効率がよい。
これは、人間でも、男系社会が多いことと多分一緒だ。
 
生存戦略としてさ、
生き延びる主体をメスに残し、機能は全て外だし。
オスを造って、アウトソースした。
 
そういう生き物の構造が見えてくる。
 
筋力が強いのも、ロジカルに処理するのも、社会性を尊ぶのも、
機能のアウトソースである。
生き延びるだけなら、どれもハイコストなものだから、
専門会社に委託して、収益改善したのである。
 
 
で、機能が飽和的に揃ってしまうと、
数頭残して、冷凍技術さえあればいい。
「男は邪魔」、「社会はいらない」とはそういう意味である。
 
 
しかも、人間は順調に増え続けているので、
マルサスな感じで、生産調整が必要な状況。

機能が飽和した社会では、生き残り戦略としたら、
中性化、草食化するのは当然なのである。
 
 
ハッキリ言えば、戦争の時くらいしか、使い用が無い。
 
でもまあ、悲観することはない。
危機はそこらじゅうに転がっているんだから。
世の中が平和だと思うのは、願望であって、単なる勘違いである。

ま、昨日も書いたが、
いい大人なんだから、女子供のような反応してはねぇ。
こういうときくらいしか、男の出番はないんだから。
 

お坊ちゃんで育つと、長じておばさん化しやすい。
感情ダダ漏れで、あの人はこう、この人はああ、と際限がない。

そういう例を複数見てきたんだけど、なんでか分からなかった。
ああ、そういうことかと、合点が行く。
使わなければ、機能は開発されない。
 

ネトウヨって、男性っぽく見えるけど、ご近所のうわさ話ばかりしている。
事業たたんで、会社員になった途端、ネトウヨ化した。そんな人を知ってる。

ま、ネット社会が、感情消費社会なのは、故あること。

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高橋秀実著「男は邪魔!」 妻は「男はバカ」、「社会なんて無くていい」と言う への2件のフィードバック

  1. のコメント:

    男性にも女性にも個人差があり、それはしばしば性差より大きいのに、
    結局、こういう「男性は女性よりも劣っている」「男性というだけで邪魔な存在」
    とみなすのは男性差別だと思いますね。

    結局「女性だから劣っている」という女性蔑視の発想を裏返しにしただけの。

    こういう男性全体を見下す発想はおかしいと思います。

    • sanpome sanpome のコメント:

      >結局「女性だから劣っている」という女性蔑視の発想を裏返しにしただけの。
      はい、それはまっとうな意見だと思いますよ。
      ただ、この本で論じられてるのは、性差の意味の喪失なんですよ。実は。
      生き物が性差を持った生存戦略の意味から始まって、
      成熟に従って、機能の無意味化という社会の変化に視点が行ってるのです、
      単に男女差別という限定的な視点でモノを観ると浅いところにしか到達できません。
      それは差別論の限界ですね。

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