マイナスなことはやらないが大事。今こそバリュー投資再入門「割安成長株で勝つ」「勘違いエリートが真のバリュー投資家になるまで」職人、城定監督の予習「アルプススタンドのはしの方」

ウクライナの方々には申し訳ないですが、
先週は久しぶりに若干買い増し。今週もチャンスあれば買いたい。
 
西側との直接の武力衝突はなさそうですが、
SWIFT排除のインパクトは月曜の朝に分るのでしょうね。
私はてっきり、
”外交的ボイコット”的な効力無い制裁のポーズだけかと想像してました。 
  
ここで改めて、心得的な本読んでみました。
きっかけは、
ここ最近、
 やらなくていいマイナスなことして、
 やるべきことが疎かな人に、
立て続けに出会います。 
客観的に自分の仕事が見えてない。
その-50点を0点にするのが一番効くのに。加点よりも。
ま、まだまだ、私もマイナスな行動は多いということですね。
同時に日本企業の生産性の低さも実感。
 
 
仕事のみならず、バリュー投資も余計なことしないのが要諦。
投資はやっぱ、待つのが仕事っす。
買う銘柄は決めてあるので、ここは技術よりも心得を改めて学ぼう。
 
 
バリュー投資になる心得のみ書いてありました。

価値を追求するということ。
自己受容して、精神が安定して初めて株価の回復を待てる。
株式投資は自分の欲に向き合うこと。
  
  
 
 
とても勉強になりました。
 
 株式市場は短期的には心理戦。長期的には企業の価値に収斂する。
 5年以内に2倍が成功の目安。
 そこでの、プレイヤーのスタンスの違いを認識し、
 自分がどの種類のプレイヤーたるのか自覚する。
 
 誰の本だか忘れましたが、バリュー投資を揶揄して、
  ”市場より賢くあろうとするところが嫌い”と言ってた。
 いや、そうじゃないんだな。
 チャーリー・マンガーも言うように愚かでなければ十分。
 賢い人でも、感情が揺れれば愚かになる。
 大事なのは、愚かになる要因を極力排除すること。心理戦には参加しない。
 雀鬼の言葉を引用して、
  良い内容で勝つ、
  良い内容で負ける、
  悪い内容で負ける、
  悪い内容で勝つ、
 の順。
 
経営を良く見極めて、
小型株でリスクテイクをしよう。
 
400円台なら充分割安と、三菱UFJ銀行以前買ったのですが、
自民党の総裁選で売ってしまいました。
岸田さんが首相になったら市場も混乱しそうで、
銀行株は影響うけちゃうなと、売ってしまいました。
そのまま保有してれば2倍達成でしたね。
でもまあ、次期首相の不透明感に耐えきる自身なくて売りました。
耐えるためには、やはり、
この経営なら私もリスクテイクしたいと、思える銘柄でないとな。
そんなことを学びました。
 
毎度、「大怪獣のあとしまつ」の話で恐縮なのですが、
三木聡監督を銘柄に例えると、
 「インスタント沼」までは買い。
 「俺俺」で経営が変わったと見切れるか、
 「音量を上げろタコ」でようやく諦めるか、
 「大怪獣のあとしまつ」まで引っ張ってしまうか、
同一人物でも、内実が変わってしまうこともある。
経営が変わったときというのは、大きなタイミング。

シン・ゴジラ」は日本の意思決定を描くとともに、
邦画の製作委員会方式の意思決定のメタファーでもある。
 東宝はゴジラの形態が変わるというアイデアに難色を示したが、
 バンダイの”その方が沢山おもちゃが売れる”という主張が通った。

ちなみに「エヴァンゲリオン」では、
 スポンサーやテレビ局や電通を、
 あんまり有能には見えないゼーレという組織に仮託し。
 大学サークルノリの組織に自身の投影である親子を所属させた。
 
  
「大怪獣のあとしまつ」も、
この作品を「呪術廻戦」と同規模で公開する意思決定のメタファー。 
 我が事でないから、途中でおかしいと気づいても誰も止めない。
 ウルトラマンは外資で、大怪獣の死骸は日本の大手映画会社2社。
 見捨てられるのは、三木聡が観客から。
辻褄は合っている。
 
想像だけど、
 ウルトラマンに変身すると2年は戻れない山田涼介。
 その空白の時間に土屋太鳳と濱田岳は結婚。
 ところが、山田涼介は戻ってきた。
兵役で恋人が離れ離れになる、
ソフィア・ローレンの「ひまわり」の逆パターンを、
特撮という設定でやろうと思いついたのではないかな。
幸か不幸か、雪だるま式に企画が進み、
”シン・ゴジラっぽいの入れてくれ”と、気軽に受けてしまった。
 
政府のシーンで作家性出す必要はなかった。
チーム内の作戦会議でやればよかった。
”真面目だけどダメな意思決定に至る”で風刺の笑いを機能させていれば、
アベノマスクとか「大怪獣のあとしまつ」の至極ごもっともな批判。
茶化しで滑れば、良識ある大人なら不快感しか残らない。
中途半端に余計なことをした。
 
得意な笑いではないけれど、
受けた以上は職人監督として機能させるしかなかったのでは? 
 
他人の判断を嗤う前に、省みなければならないことがあるね。
作家性を出すべきでないとき、余計なことをしない職人監督に成れないなら、
小さく全てコントロールできる範囲のことしかヤッちゃダメ。
我欲の制御は自己受容出来てるかどうか次第だとつくづく思う。
 
 
河合優実つながりで、見にゆこうと思っていて、

エロ界の職人。城定監督を予習した。

手ブレは止めて、酔うから。スクリーンで観なくてよかった。
そこは不満だったが、
限られた予算で目的を達する、素材をそのまま活かす職人さんでした。
高校野球を題材に高校演劇が二重写しに、高校時代の有限性を見事に描く。
 
これなら、多分「愛なのに」も大丈夫だろう。
映画は観る前に支払うので、配信やTVと違って投資に似てる。
 TVがつまんないのは、TV見てる人がつまんないから。
配信とSNSの時代になって、邦画はダメ一辺倒ではないよ。
 
良い意思決定と悪い意思決定があるだけで、
ヤラなくていいことをやってる志低い組織もあるが、
淘汰されるか、経営が変わるか、
楽しい時代になったものだと思う。

 

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