投稿者「sanpome」のアーカイブ

「ラーメンヘッズ」ドキュメンタリーが観たくて。作り手の誠意伝わる。

ドキュメンタリーの良いところに安心。ラーメンも美味そう。 作り手の誠意を感じて、ほっと一安心。 政治的なテーマでないことが幸いしてるのかもしれない。 デトロイト観た後なので、自分の仕事に対して純粋なるもの観たくなった。 しがらみ抜きで勝負できる世界で生きる人の幸せと大変さを描く。   株式会社ネツゲンさんも只者ではないと知る。       富田のカップ麺貰って入場すると、 オープニングでネツゲンというドキュメンタリー制作会社による制作で … 続きを読む

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「デトロイト」映画としては力作。これ観て差別反対叫ぶ人は、戦時中なら戦意高揚映画で高揚するんじゃないかな。手法が健全とは思わない。

予備知識無しで観ました。力作でした。でも静かにノーと言おう。 お話としても破綻してます。 主張のためのご都合に流れた分だけ、後半失速します。 私は、 キャスリン・ビグロー監督のやり方に賛同しません。 この映画を無批判に喝采する観客のリテラシーも信じません。   昔と変わっていない点は、 ハリウッド映画がネイティブ・アメリカンを悪役インディアンとしたように、 善悪は作り手の主観次第ということ。 映画のチカラは一つの方向に向けるのに、方向性 … 続きを読む

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「星くず兄弟の新たな伝説」 クラウドな低予算でも音楽と映像はリッチ。でも、、

映像はとにかくオシャレ。歳月は人を円熟させてしまう。 衣装、美術、セット、撮影、細部に神宿る。 音楽は「どこか懐かしく」てリッチ。 ケラ脚本の構成も見事です。   ただ、映画としては、、、 ビジュアリストの作品で映画監督のではないこと、勘定にいれとかないと。 とりあえず、浅野忠信は無駄遣いだな。      宇多丸「勝手にふるえてろ」聴いてて、「あっ、、」て思った。 https://www.tbsradio.jp/219863 2月になれ … 続きを読む

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「わたしは、幸福(フェリシテ)」 カサイオールスターズは予習した方がよかった。分かりにくに演出以外は最高。

幾つか、知識有ったほうがより楽しめる点あります。私は復習でしたが書いときます。 更に分かりにくいイメージカットが入るので、そこは尚更で、減点してよいと思う。 が、音楽、主演、撮影は強烈で大満足です。観るチャンス逃さずによかった。   お話はふくしま政美作画の「ぼくんち」ですが、 テーマは「受容」でしょうか、ただのリアリズムとはちょっと違う。 そこがまた、評価高いゆえんでしょうね。       ええと、前回は善意のおとぎ話観て、敢えてのコ … 続きを読む

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映画「希望のかなた」ユーロスペース遠く、冬は寒いけど 流石の巨匠

渋谷でしか演ってない、ミニシアター系といえど、もう少し公開規模あってよい映画。 たまたま渋谷に用あってついでに観た。 とりあえず、巨匠カウリスマキの作家性を堪能。それだけでモトは採れた。   寒風吹きすさぶ中、木造船が漂着するニュースが日々報じられる島で、 この映画の難民問題への反応は相変わらず違和感を感じるけれども、 めんどくさい話はさておき、 主義主張に流されず、作品のクオリティを保つ銀熊賞納得の出来。 これ日本で撮ったら主張+三丁 … 続きを読む

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映画「ELLE」 イザベル ユペールという怪物のC’est la vie は反応しない稽古 。 宇多丸さんに感謝。

ポール・ヴァーホーヴェンはトータル・リコールの監督というくらいの無知でした。 宇多丸が選ぶ 2017年映画ベスト10 で褒めてたこともあり、 これと、トニエルドマンは2017年見逃したと前々から気になってました。マン・オン・ザ・ムーン好きだし。 どちらも親子関係が順調でないところに、人間の業を感じます。 エンドレスポエトリー、パターソン は、2017年、 観るチャンスがあって幸運と思ってました。あとは勝手にふるえてろかな。 「ELLE」 … 続きを読む

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映画「ダンシング・ベートーヴェン」感想 物語は諸刃の剣、糸井重里みたいにUNKOレーダー(byロッチ中岡)にバレる。

2014年 東京、モーリス・ベジャールの傑作を再演。そのドキュメントである。 素材は素晴らしい、それだけで観て良かった、1800円のモトはとれる。 が、 多くの人が指摘してるように、不満が残る。クロード・ルルーシュと比べちゃ酷か。 監督の解釈や意味付けも、とても安く感じる。     第九なので年末に観ようと、見逃したので年明けに観ました。 ま、2月からボチボチ活動する予定なので、昔みたいに正月は旧暦ってことで。      年末年始、 物 … 続きを読む

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「ベイビー・ドライバー」 年末にヤッてる映画館あってようやく見たけど、ガンアクションはいらん。

意欲的な試みで、カッコイイ。 けど、絶賛は違うよね。いや、そりゃ評価しますよ。でもさ、 退屈なこともあんだよ。 中途半端とこの減点もちゃんと語ろうよ。 一貫性のレバレッジはチカラだなって、逆に思います。    あけましておめでとうございます。   じゃあ、ブログくらい一貫したテーマで書けって感じですけど、 材料があって、初めてアウトプットできるだけだものなぁ。 東京に居て、幸せなことの一つなんですよ。 パソコンではなくて、スクリーンでチ … 続きを読む

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「勝手にふるえてろ」松岡茉優の達者と映画的演出の実現。大九監督これでパッとするといいね。

鶏が先か卵が先か? ダサイ説明セリフに頼らない映画的演出って、日本だとけっこうハードル高い。 それ実現するには、松岡茉優くらいの手練が居ないとムリかも、とも思った。 ナイスな人選による、「映画」の実現。監督と製作委員会に拍手。 年末にいい拾い物です。     またもや佐久間Pの推しに従順に従ってしまった。 編集の待ち時間がバッチリ合ったので、軽い気持ちで見に行った映画「勝手にふるえてろ」すげー良かった。松岡茉優さんと渡辺大知さんの魅力大 … 続きを読む

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「オレの獲物はビンラディン」感想 観ると元気になる。リアルドンキホーテの映画化

実在の人物の映画化なので、ストーリーはそれ以上ではない。 しかし、映画化の版権で腎臓買って直して、もう一度ビンラディン捕獲に往く計画だそうで、 リアルなお話は、フィクションよりも凄い、 やりたいように力いっぱいやりきることの清々しさ教えてくれる。 ニコラス・ケイジも演ってて楽しかったのではなかろうか。   政治意図的に、プア・ホワイトの反知性な愛国主義というアングルで捉えたい界隈もいるかもですが、 そんな話じゃないです。 ま、ちょっとY … 続きを読む

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