退屈だけど泣く映画「カモン カモン」課題の分離ができない大人と孤立無援な子供

予想どおりのA24らしい映画。完璧なキャスティングでした。 エンディングにかけては、ちょっと冗長かとも思いましたけど、 泣かせます。 子供の孤立無援に静かに寄り添おうとしてます。    主演の男の子ウディ・ノーマンも、ホアキンも、 そんなに、幸せな子供時代じゃなさそうだし、 子役は家庭環境も大変って私の偏見でしょうか。      まあ、マイク・ミルズ監督のお説教は個人的には鼻につきます。 他人のことはいいから、自分の頭のハエを追えよ。と … 続きを読む

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会話が成立するのは、条件が揃う場合のみ。映画「やがて海へと届く」「オッドタクシー イン・ザ・ウッズ」「呪術廻戦0」 行く手を阻むのは組織なのか、自分なのか「ずるい仕事術」

私事ですが、ここ数ヶ月、 個人と組織、両方で好ましくない例を膿のように、経験し続けています。   会話が成立するのは、条件が揃う場合のみでした。 能力とモラルそれぞれに破綻してる組織に出会う。 これは無理。 同情すべき点はあるけど、どうしてあげることもできない。  無理に助けようとすべきでもない。     巷に溢れるコミュニケーションのテクニックって無意味だな。 むしろ逆効果なものも多い。 会話は成立するかどうか、割り切りが肝心。  手 … 続きを読む

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「KAPPEI」普通に面白いのに。 賢さを諦める。「諦める技術」桜井章一

バカ映画とクソ映画は違う。 「大怪獣のあとしまつ」のプロデューサの発言が炎上するような、 ああいう志の低いサラリーマン仕事とは違ったよ。見てないけど。   「KAPPEI」完成度そこそこ高くて、破綻は無い。 たぶん原作に忠実な映像化を心がけ、 テレビを視野に入れた、おバカだけど、良質さを心がけている。 観終わって、とても上品な味わい。   大ヒットとは言わないが、そこそこ客入ってもいいと思うんだけどな。 ガラガラだったけど、笑い声は起こ … 続きを読む

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マイナスなことはやらないが大事。今こそバリュー投資再入門「割安成長株で勝つ」「勘違いエリートが真のバリュー投資家になるまで」職人、城定監督の予習「アルプススタンドのはしの方」

ウクライナの方々には申し訳ないですが、 先週は久しぶりに若干買い増し。今週もチャンスあれば買いたい。   西側との直接の武力衝突はなさそうですが、 SWIFT排除のインパクトは月曜の朝に分るのでしょうね。 私はてっきり、 ”外交的ボイコット”的な効力無い制裁のポーズだけかと想像してました。     ここで改めて、心得的な本読んでみました。 きっかけは、 ここ最近、  やらなくていいマイナスなことして、  やるべきことが疎かな人に、 立て … 続きを読む

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客を快にして帰す。「亀は意外と速く泳ぐ」「地球防衛未亡人」「ドロステのはてで僕ら」時間は有限だから論点思考に学ぶ私は。

三木聡監督はかつて、観客を快にして帰していた。はず。 「亀は意外と速く泳ぐ」で確認。   「地球防衛未亡人」の方がマシと言われてクリック。   コメディって難しいのに、ずっとハイアベレージなのはヨーロッパ企画かと、 「ドロステのはてで僕ら」を鑑賞。     客を快にして帰す。と動画で学んだ。 それが出来なければ二回目は無い。反対語は焼畑商法。 満足いただけるような仕事するには、最初が肝心と思う。 座組で勝負あり。我が身を振り返ってそう思 … 続きを読む

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邦画だって、この才能と完成度「ちょっと思い出しただけ」はボディーブローのように。やっぱ買うなら小型株だな。

テアトルの配給で、 しがらみから、キャストやシナリオが歪められることもない。 作り手の志が伝わる映画。 悶絶するもよし、あとからジワジワ効くもよし。   独立系の小さなところなら、国内にも良質なサービスはまだまだあり。 一方で、 既得権に守られ肥大化した産業は、内向きで劣化してても急には滅びない。 日本はなまじ国内マーケットが大きく、韓国のスピード感はない。 日本の意思決定は二極化しています。   下落局面では、小型株のトップダウンの経 … 続きを読む

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「大怪獣のあとしまつ」公開記念!三木聡くだらなくても下劣ではなかったのに。「インスタント沼」→「俺俺」、「時効警察」→「熱海の捜査官」→「時効警察はじめました」

人間は歳と共に変わってゆくものだけど、  そんなにダメになったのか? 三木聡。 アマプラで分岐点となった作品観てみた。   今話題の映画、二時間は我慢できそうにない。 三木聡の劣化を確認するために劇場に足を運ぶのは無理。 それは配信で確認しよう。   映画は格調高いのは当然で、 2千円弱のお金払って、わざわざ出掛けて、二時間拘束される。 寝転がって家で見て、いつでも止めるTVや配信とは違う。 ちょいちょいつまらないギャグ挟まないと不安な … 続きを読む

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正しくありがたがろう、「ハウス・オブ・グッチ」 価値と価格の違いを最初に学ぶ、それから経営を買う。

監督の仕事は意思決定。働くことではない。経営と同じ。 価値があるなら、そこさえ間違わなければ。概ね大丈夫。 企業価値があり、ダメな意思決定者が去ったら買い。    「ハウス・オブ・グッチ」評の中には褒めの基準に疑問なこともしばし。  早撮りは堤幸彦監督と同じ手法。特別ではない。 お話の構造はオールスター映画。これ褒めるなら「清須会議」も褒めろよ。 リドリー・スコットブランドを正しくありがたがろう。      期待とは違いましたが、演技と … 続きを読む

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とても惜しい。映画「さがす」 責任の所在がブレた分だけブレる。

責任の所在って、責任者が何を自分の責任と自覚してるかってことだなぁ。 人間だもの。    自主製作「岬の兄妹」で注目され、商業作品としてはデビュー作となる片山監督。 インタビューにあるように、脚本の決定権が分からない。 アイデア面白く、良きプロットなのに、惜しい。 キャスト、撮影、編集完璧と言ってよいデキなのに、惜しい。 新人漫画家が編集者に気を使いながら、ジャンプで連載始めるよう。   脚本に限らないけど、最終的に誰が責任を負うのか不 … 続きを読む

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強い気持ち強い愛と眼力「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」純チャン三色一盃口のように美しい同窓会+卒業式

ふつうツモれんよ、こんなメンツ。愛と情熱のスパイダーマン。 ケビン・ファイギの豪腕もあって、実現できた偉業を称えます。 ちゃんと成長物語やってくれて、孤独な青年という原点回帰の卒業式。 誰を助けるべきか? 働いてみると、深刻な悩みで個人的にも刺さりました。     みんなスパイダーマンが好きなんだなぁ。人間だもの。 誰でも思いつくアイディアで、強引ではあります。 でも、実現できる人いるの? 他に誰か。  ソニー(コロンビア)との関係の中 … 続きを読む

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