「ジェイコブス・ラダー」( ;´ーωー)ウーン B級ホラーと社会派サスペンスの雑多煮。 インスパイアされた名作「サイレントヒル2」と、 バレる気マンマンなのに「Sonny Boy」

内容が褒められるよりは、
主に、サイレントヒルシリーズの元ネタと紹介される。
評価が決して高い訳でもない本作。
それが、4kレストアの労力を費やし再上映。
何かのプロモーションの一環か。

予告編↑は、
 主役のティム・ロビンスと、
 子役のマコーレ・カルキンが、
本作を足掛かりにスターの階段を登ったことを、
全面に押しているみたい。
 
 
「SIREN」と区別が付かんが、
新作↓がリリースされたからだろうか?

 
あるいは、
劇場版が公開↓されたからだろうか?

失楽園の絵とか、天使の階級とか、本作観たらオマージュ↑だった。
 この辺から話を畳みにかかって来る、
 ファミリーバーガー挟んで、11巻がクライマックス生姜焼き。
 
まあ、
こんな機会も珍しい。と予約。
実は、なんとは無しに予習してしまった。
 1.1.「サイレントヒル2」
 1.2.世間の評と守鍬さん 
 1.3.ヤコブの梯子

シネマートは、やはり午後ロー感漂う作品が似合う。
今回は珍しく大スクリーンに当たる。113分は念の為、通路寄りを選ぶ。
音が良すぎるので、もっと後ろでも良かったか。 
 
 《開演》
 
 
 
  
時代背景を鑑み、歴史的意味づけを楽しむには良い。
元ネタを見つけて、喜ぶのも一興かも。
映像は奇抜で、最初に思いついたアイデアは尊重すべきで、
カルト的人気も解る。
B級なのも趣き深いけれど、、
 
雑多過ぎる。
それがノイズになって見辛い。感動は無理。
覚悟無いなら、
英国人による米国の陰謀論は、端から辞めた方がいいよ。 
 
 
感想も分けます、
 2.1.深くはない
 2.2.雑多煮の評価は妥当
 2.3.時代の空気感
 
次いでに、復習もしてしまった。
 3.1.「ジョニーは戦場へ行った」「地獄の黙示録」とホラー・サスペンスの時系列
 3.2.ベトナム帰還兵の扱い
 3.3.米兵と覚醒剤
 3.4.「Sonny Boy」とパクリ 
  
 
 
感想を先に、
あくまで、現在視点の感想です。
今では手垢が付いた仕掛けも、当時は目新しかったはず。
と想像します。
が脳が知らない昔に戻れない。ので悪しからず。
 
 
35年前といえば、遠い昔ですね。
劇中でも、整体の爆音が轟く。
そう言えば、たけし軍団がリアクションしてた。
今なら危険と言われ、効果が疑問視されることも有る。それくらい昔。

  
2.1.深くはない
 薄っぺらい。
 深いという評を信じて、これ観ちゃったら、落差デカい。
  ”執着を手放せば、苦しみから解放され成仏” 的なセリフ。 
 誰が、何に対して言うのかは大事っすよ。
   
 深刻なベトナム帰還兵の問題(参考3.2.)をテーマにして、
 イギリス人が、それっぽいこと言う。
  遺族にそんなこと言えんのか? オマエは。
 
 ヤコブの梯子(参考1.3)になぞらえたアイデア止まり。
 意味ありげなこと散りばめただけ、
 全神経が外側の見せ方に行って、中身は御座なり。
 バブルを予感させる、
 豪華な80s’末のB級感満載なのだけれど、
 表面上の刺激には、やがて飽きてしまう。
 
 プロセスが無い。繰り返しのみ、成長無し。
 どうして、執着を手放すことが出来るのか?
  なぜ、兵士の魂は救済に至るのか?
 深淵(そう)なのだけれど、
 物語が、発言に責任を負わない。

 言いっぱなしで、発言の対価を払わないので、信用を失う。 
 表現が大仰なだけに尚更、観る側は冷める。
  
 
2.2.雑多煮の評価は妥当
 グロホラー表現、社会派サスペンス、帰還兵の救済、
 それぞれの要素が分離したまま。
 融合が無いので、感動には至らない。
 逆に、その短所を「サイレントヒル2」は改めた。(参考1.1.)

 グロ表現とストーリーが連動している。
  幻覚の理由が考察され、
  感情移入しみじみと出来るマルチエンディング。
 
 確かに、映画は、
 社会派やろうとして圧力が掛かった(参考1.2)可能性は感じる。
 その結果、バランスを崩したのかもしれない。
 一粒で二度美味しいは成らず。 
 
 両立は、そもそも難しく、
 別々に料理した方が、客の満足度は高そう。
 
 最初から、
 どちらかに寄せた方が正解だったんじゃないかな。 
  リアルな社会派路線で往くか、
  ベトナム帰還兵の悪夢をグロく描くか、
 映像化する前に精査して欲しい。
 
 シリアスに観ようとすると、ギミックが邪魔。
 単純にホラー映像を楽しもうとすると、陰謀論が挟まれる。
 どっち? 入り込めない。
 
 後の作品への影響が大きくとも、
 評価がそれ程でないのは妥当。名作とは言えない。
 
 
2.3.時代の空気感
 特殊メイクと映像技術が進化して、グロ表現にリアリティが伴う。
 資金も潤沢。
 
 洋画は豪華で邦画はショボいと言われてる時代。
 (現在もアップデートされてない離反客も)
 ”予算が有るなら撮ってもいいですよ” って、三池監督が言いそう。
  
 ゲームに行くか、Jホラーへ進化するか。
 大規模B級ホラーに、実写映画の必然性が見当たらない。
 予算潤沢なら、樋口監督とかで特撮やりそう。

 
 フィルムの質感、
 ツインタワーが見える雑多なNY、
 ベトナム帰還兵への世間の無理解が理解される。
 冷戦は終わった。
 
 これから、
 クリントン政権誕生で経済再建が起こる。
  インターネット技術が民間に公開、
  自由貿易協定進み、ボーダレスへ。
  戦争と戦争の間、バブル崩壊と崩壊の間の谷間の時代。
 ベトナムと国交正常化した後は、
 この手の映画は作られなくなる。次の戦争始まるし。
 
 そんな時代の空気を感じて、
 それ自体は、悪くない映画体験でしたよ。
 ごったこそ、当時の時代感覚かもしれませんね。
 
 今は、いろんな娯楽あるのだから、
 大衆料理だからこそ、引き算の一品の方が有り難いかな。
 そこは、好みでしょうけど。
 
 
派手な映像の連続にクラクラする体験は、悪くはないけど、、
サービス精神旺盛なのは分かるけど、
中途半端で、フラストレーションが溜まる。
一方に振り切ってくれよと、エレベータを降りました。
 
 
 
では、過去に跳んで、予習の内容から順に披露。
ネタバレ気にしません。  
  
1.1.「サイレントヒル2」

 正史から復習。ああ、そういうストーリーだった。
 クリーチャーは罪悪感の具現化で、 
 映画の表現に、インスパイアされてました。

 社会派まで欲張らない設定が、なるほど綺麗。 
  主人公は、
   悔恨を抱え、霧に包まれた静かな丘を彷徨う。
   幻覚と過去がフラッシュバック。
   どこまでが現実か判然としない。
  出会う人達も、
   生者か死者か分からず、訳有りらしい。
   成仏出来ない想いを残す。
  クリーチャも、人物達の過去を投影している。
  (考察見ないと分からないですが)
 
 映画は、
  ”仄めかし”なく、
  驚きはジャンプスケアばかり。
  有無を言わさず、過去や幻想を行ったり来たりするけれど、
  ゲームのようにIFの分岐は無い。
 
  プロットの時点で見劣りしてしまう。
  要素多過ぎるくせに、
  一つ一つに意味付けが無い。有効に効いて来ない。
   PTSD治療中の退役軍人が主人公で、
   NYに暮らし、病院と自宅を行き来する。
   過去に一人息子を亡くした。
   妻との関係は良くない。
 設定は、その程度に留めたい。
 必然性ある要素だけにしたい。
 
 ゲームの方が、
  ストーリーテリングも上手い。
  段々と謎が明らかになる。
  選択の行方も気になる。
  
  脇役の造形も魅力的。
  廃墟の湖畔に、たどり着いてしまった理由が有る。
  
  演出面では、
  行き来する裏世界と表世界の切り替えが肝。
  客の集中を持続させなきゃ。
  主人公に理由が有り、ストーリーが進むのが大きい。
  映画は、
   話が進まないからなぁ。
   ジャンプスケアばかりで、驚かされても辛い。
   テリングが下手だと、演出で補えない。
  
  ゲームは、
   主人公の意思が見える。
   理由はハッキリとは明かされないが、
   過去に決着を着けようとしてるのは分かる。 
   選択の末、越末が分岐するのも、有効に機能している。

 
  映画は、
   巻き込まれ型で、
   彷徨う理由も、魂が救済されるプロセスも無い。
   (今では手垢が付いた)種明かしが、唐突に示されるだけ。
   そもそも即死。
   現実の戦闘だったらさ。
   仕掛けの為の仕掛けに見えて、今どき興醒め。
   過去に息子を亡くしたことは、ベトナム戦争に関係が無い。   
   全部NYでやれよ。  

  役者の演技は素晴らしいから、スターダムに登る。
  映像も思う存分に力を発揮している。
  一方、
  当時のゲームのグラフィックスでは、そこまで及ばない。
  換骨奪胎の妙。

 ゲームは素晴らしい名作。
 
 鑑賞前は、インスパイア元にも、
  クリーチャの造形や、幻覚の世界感だけが、
  参考にされたとは思わず、それ以外の部分にも期待してしまった。
  主人公が成仏出来ない理由に、共感出来ると想像していた。
  そこに感動もあろうかと。
  
  作り手は何で、陰謀論やろうと思ったんだろう。
  圧力に屈したにせよ、
  制限無く作ったにせよ。
   
  
1.2.世間の評と守鍬さん
 だいだい妥当でした。褒めている評も有り。
 まあ、過去作を今更貶すために書き込む必要も無いけれど。
 でもね、
 感動とか、哲学的に深いとかは無理です。 
  
 フィクションより重い現実を、軽く観念的に扱い過ぎ。
 中途半端で投げっぱなし。ノイズにしかならない。
 褒める観客は、
 描かれない現実の重さを感じていない。ように見えてしまった。
 
 意外なことに、ホメの中では、
 映像や、クリーチャの造形、不気味な世界観を、褒めてる人は少な目で、
 無理筋に見える褒めの方が優勢。
 
 エイドリアン・ラインは、
 虚仮威しの演出ばかりで、いつも中身がスカスカ。
 との批判も多目だった印象。
 
 解説は、
 youtubeから、スグ分かる動画を参考に。

 コンパクトで分かり易い解説。
 ネタバレは、
 手垢が付き過ぎて、どうせ驚けないだろうと、気にしませんでした。
 今となっては、陰謀論に関して認識が若干違います。(参考3.3.)
  
 ”長い”という感想については、私は微妙に違って、
 飽きるのは、主人公の内面に変化も成長も無いから。
 他は特に異論も無く。
 
 まあ、死を受け入れるとか、
 講釈垂れる暇も無く、お陀仏だよ。
 同士打ちでも誤射か誤爆。刺される状況は無い。
 
 原因が伝染病のときは、考える猶予が有るが、
 どのみち、雑で浅い。
 最初に執着が描かれてもいないので、講釈の前提が成立してない。
 遺族や帰還兵の感情を逆撫でするだけ。
 観てて、予習を覆されました。
 
  
1.3.ヤコブの梯子
 ヤコブとエサウの逸話は既知だった。
 
 平易に面白く、紹介されて↑ました。

 抜け目無い立ち振舞が善。
 日本で育つと理解し難い、過酷な環境と解説↓を受ける。
 
 人間というものへの洞察が深い。
 
 ああ、梯子でしたね。チェンソーマンがオマージュする。

3世紀、
オリゲネスはキリスト教徒の人生には二つの梯子があると説明している。
地上で魂を上らせる禁欲主義という、結果として徳を高める梯子と、
死後、神の光とともに天へと上る魂の旅であると。

Wikiの↑この説明だけで充分。
 フランダースの犬同様、
 カルキン君扮する天使ガブリエルに導かれ、主人公は天に召される。
 天使の階級とか別に、知らなくても困らない。
 予習不要だったな。 
 
  つーか、そういう壮大なこと言う映像表現か?
 当初の脚本のアイデアの段階では、
 ごったな映画になる予定じゃなかったかもしれない。 
 まあ、だからカルト映画なんだとも思う。
 
 
 
3.1.「ジョニーは戦場へ行った」「地獄の黙示録」とホラー・サスペンスの時系列
 最初のアイデアは、
  身動き取れず、何も言えない状態で、
  過去と幻想を夢見る。
 「ジョニーは戦場に行った」のベトナム戦争版。
 それに、キリスト教的な救済を足す。
 
 アメリカ人にとっての反戦の人道的理由は、軍人の負傷で、
 無抵抗な民間人の死傷などは思案の外。
 極めて健全な精神。勝者が敗者を裁くのが戦争。
  
 1979年「地獄の黙示録」が当たる。
 ハイブリッド型(戦争ヒャッハー&帰還兵の苦しみ)が量産される。
 アメリカの敗北そのものは絶妙に描かれないが、
 コッポラほど能天気では居られないリアリティライン。
 
 一方、グロ表現が進化した80年代後半から、
 ホラー・サスペンスも隆盛を迎える。
 ああ、今リバイバル公開されてる「羊たちの沈黙」が代表作だ。

 本作は、交差点に位置している。
 二兎を追わなくていいのに。。
 観てて救済されんけど、サービス精神は旺盛だ。
 
 本作の劇中、
  対岸にツインタワー映るNYで、
  帰還兵狙いの自動車爆破が起こる。
  恨みを買ってるらしい。
  いやいや、
   もうちょっと西の方からやって来るよと、
  未来人の私はツッコミたくなるが、
  それはまた次の時代。
 
 強い刺激の連続も、やがて飽きられてしまう。
 どうせカネ掛けるなら、もっと動員見込める大掛かりなものを。
  もう実写に拘らなくてもいいかもしれない。
  大味が嫌いなら、小規模公開で満足しよう。 
  
 陰鬱な70’sを抜けて、冷戦も終わり、
 概ね平和で、華やかな80’sから90’S。
 それから、 
 息子ブッシュ政権に交代した途端に、NYも変わる。  
 
 そんな反芻が、鑑賞後巡ってしまいました。
 
 
3.2.ベトナム帰還兵の扱い
 Wikiで復習。
 不当に差別される。

その歓迎ムードはごく一時的なものであり、
多くの帰還兵の労苦はすぐに忘れられ、時に偏屈な厄介者として扱われる。
また、戦争やそれを推進した政府や軍や議会の責任までもが、
理不尽にも将兵に負わされ、非難される例も多い。

 精神的に壊れ、社会復帰困難なケースも多い。

長期戦の果てに政治的勝利を得られなかったベトナム戦争以降、
徒労感を味わった帰還兵のPTSD問題は深刻化し、
イラク戦争においては帰還兵の1/3が何らかの形でPTSDを患っている。
また、帰還兵であろうとなかろうと精神疾患者に対する地域社会の受け入れ態勢の整備や偏見解消はなお不十分であり、
帰還兵が故郷に就職先や居場所を見出せずに軍への再志願を繰り返す例や、
精神疾患が精神障害へと悪化する例、
ひいては戦場さながらの乱射事件を引き起こす例もある。

 80’s後半にもなれば、
 もう帰還兵の問題を冷静に眺めることも出来るはず。
 とは言え、
 これを映画で真面目に描き過ぎると、客呼べない。
 派手なのも、地味なのも、もうコスられた後だし、新機軸が欲しい。
 キリスト教的な魂の救済というアイデアを起点として、
 悪魔的な幻覚を対比的に魅せたい。悪魔教会の影響も有りそう。

 これを流行りのグロ表現で描けば、当たりそうと目論んだ。
 まあ、そのくらいの企画意図だと、見受けられました。
 
 ホラーにエスケイプしてるとも言えるので、
 偏見を理由に、社会的な避難を浴びることも無かったのだろう。
 個人的には、
 あの薄っぺらい講釈は、当事者達に怒られろ、と観てました。
 
 
3.3.米兵と覚醒剤
 Wikiによると、陰謀論で片付けられない。

覚醒剤の助けで戦闘に臨む米軍兵士たち
米軍は、第二次世界大戦から現在にいたるまで、
兵士たちの注意力を高めるため
覚醒剤(デキストロ・アンフェタミン、通称スピード)を配布し続けている。
パイロットの場合は、
服用を拒絶すれば飛行任務を解除され得る、という条件付きだ。
しかし、この薬剤には深刻な副作用があり、
精神病性の異常行動や、抑鬱、不安、妄想などを招く怖れがある。
昨年アフガニスタンで発生した誤爆事件では、
兵士の弁護士が、空軍の処方した覚醒剤が誤爆の原因だと主張した。

 覚醒剤の服用と同士討ちに関して、
 ある程度、情報の信憑性は有ったんじゃないかな。
 作り手に、本気で取り組む程の覚悟が無かったとしても。
 
 ま、ダウナーな薬撒いて、戦争が終わるならジョンレノンの夢
 実際の散布は枯葉剤。

1984年、アメリカのベトナム帰還兵らが
枯葉剤製造会社に対して集団訴訟を起こした。
訴訟に加わった帰還兵らは4万人を超えた[6]。
しかし、裁判が審理入りする直前になり、
突如原告代表者が会社側との和解を発表、
製造会社側は枯葉剤の被害を認めぬまま
原告に補償金1億8000万ドルを支払うことで同意した。
裁判で帰還兵らの枯葉剤健康被害が公にされる事がないまま、
帰還兵らの証言はお蔵入りとなったのである。
この突然の和解を不服とした帰還兵や遺族らが
1989年に再び集団訴訟をおこしているが、却下された。

 不思議と、本作に限らず映画では描かれない。

1991年、アメリカの枯葉剤曝露帰還兵に対して救済法が成立し、
15の疾病に枯葉剤との関連が認められた。
ベトナム帰還兵の子供世代への健康被害調査も行われ、
帰還兵の二分脊椎症の子供および女性帰還兵に限り
その他の先天障害をもつ子供へも補償が認められた[6]。

 救済法以前の映画製作には、
 圧力とか、有ったんでしょうかね。
 
 想像してみると、
  軽い気持ちで、社会派サスペンス混ぜようとしたら、
  現在進行系の軍の機密にも関わる問題に、
  突き当たってしまった。

 慌てて、急カーフを切った。
 本来は、もうちょっと物語を綺麗に畳む予定だった。
 
 私は夢見ガチ?
 でも、あのバランス悪い脚本には、理由が有ると思う。
 天国なんて、最初は無かったのかも。
 復習して、なるほどと思ったよ。

  
3.4.「Sonny Boy」とパクリ
 劇中、ティム・ロビンスは”かわいい坊や”と歌う。

 ああ、そう言えば、
 パクリと、インスパイアやオマージュは何が違うんだっけ。

 いっぱいオマージュしても、
 アニメファンには、余り言及して貰えなかった印象が残っている。
 
 法的なことは分からないけれど、
 バレないように密かに描くのがパクリ。
 敢えて、気付いて貰うように振る舞うのがオマージュ。

 8話タルコフスキー↑連想して観てたんだけどな。
 「2001年宇宙の旅」(アマプラもうすぐ終了)すら言及して貰えない。

 見つけて貰えて良かったね。

 逆に、有名なゲームシリーズが無ければ、
 本作は埋もれてしまって、
 リストア再上映されることも無かったかもしれない。
 理想的な関係にも思えてしまった。
  
 
 
キリスト教国アメリカの映画は、常に家族の幸せに着地する。
80’sは無駄にお金掛けて、パロディやる時代。

今のJ-POPと比べると分かりやすくて、それもまた善し。
 
 
 
2025.10.22 16:00現在
 高市相場終わらず。
 ダメだ、全然買えない。
 実態に大差あるとは全く思えず。しばらく様子見を続けてしまう。

 

 

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