普通に良作「君たちはどう生きるか」宮崎駿の魂に震えて泣いた。この程度で分からないとか騒ぐなら想像の余地を残す作品の鑑賞はムリ。一生、流動食だけ飲んでいればいい。

絶賛って程でもないけど、とても爽やかな良作。 説教でなく、肩の力が抜けた巨匠からの次世代へのエール。   退屈はなく、上品な満足は広がる。 スーラの点描みたい。 勧善懲悪とも違う、こんな優しい味わいを提供する人だったんだ。 つい、癒やされてしまう。 アメリカンな味覚だと味わえないかもしれない。 オレは毎食マクドナルドはキツいけどね。   前衛作品ではない。 昔がウェルメイドすぎるだけで、普通の表現の飛躍の範囲。    ムリにストーリーに … 続きを読む

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予習「ファウスト」「8 1/2」

「君たちはどう生きるか」を観る前に若干の予習。 手塚治虫の絶筆にもなった「ファウスト」は絶対やるはず。 さらに、茶一郎さんの動画から、 監督は直前にフェリーニを観ているという情報を得た。   ファウストとグイドの共通点は女癖が悪いくせに、女性に救われるとこ。 で宮崎駿はロリかつマザコンらしいので、 まあ、女性の描き方は想像を外さないだろう。      流石に、いまからゲーテの一部二部読み直すのきついっす。 そこでファストに理解する。 現 … 続きを読む

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TVはどう死んでゆくのか 褒めねば「バカリズムと欲望喫茶」「水ダウ」。 阿刀田高「魚の小骨」教養が無いのは哀しいことか。 

ちょっと前のことですが、 「バカリズムと欲望喫茶」と「水ダウ」津軽選挙回が衝撃的でした。 褒め忘れていたので褒めます。   【バカリズムと欲望喫茶】 TVerで未公開含む完全版を無料配信中☕️ ぜひ第2弾に繋げたいのでオンエア見て下さった方もまだの方もTVerで☕️何度でも☕️#バカリズム#ロバート #秋山竜次#松本まりか#アルピー #平子祐希#勝地涼#キスマイ #玉森裕太#欲望喫茶 🍎https://t.co/LwYs … 続きを読む

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単純な話を複雑に撮る「アフターサン」前提を疑う訓練をサトマイから学ぶ

絶賛とはいかない。「アフターサン」 ”子別れ”は王道でベタ、素材のままでも感動する人はする。 ごちゃごちゃ技工を凝らす必然性が見当たらない。 もうちょっと前評判を疑えばよかったか?   わたくし達は、前提を疑わない洗脳を幼いころから受けて、 日々それが継続されている社会で生きている。 だからこそ、”ぬけがけ”の効果も大きいので、悪いことばかりでもない。 タッキーみたいに。     遅れ馳せながら、劇場で「アフターサン」観ました。 ストー … 続きを読む

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ゆるし方を間違えない「どうしても「許せない」人」。松尾潔vs山下達郎 なぜ個人事務所に留めなかったのかな?

他人のマネジメントにまで踏み込むには覚悟がいる。痛感させられます。   開き直るなら、自己保身的なことは無駄に言わなきゃいいのに。  性被害の実態を自分で特定できないので言及しない。  個人的に恩義があるので関係は何があっても切らない。  松尾氏とはスタンスが違うため契約終了と社長から報告受け了承。 だけの方が良かったんじゃないかな。   ”罪人だったとしても身内は庇う”という態度だけ表明しておけばよかったのに。 結果、 ジャニーズにそ … 続きを読む

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無関心の肯定イルセ・サン「身勝手な世界に生きるまじめすぎる人たち」浅井リョウ「正欲」は逆「怪物」的意欲作。生きづらいソサイエティとコミュニティの居場所を描く、映画化は難度高そう。しがらみから解かれるyoutuber渡部健、TKO木本。「少女は卒業しない」もついでに。

高い技術に、技術だけでない本人の強さって大事。 TVに出れなくなったyoutuberにそれを発見。 しがらみ無い方が生き生きしてる。   無関心の肯定が痛快、この閉塞空間に生きて。 「怪物」も意欲作なんですが、少し前の話題作「正欲」はカンヌ脚本賞と真逆。 読後感も爽やかな良作で、その意欲は買い。構成も巧いのにテーマ性強い。 弱点も目立つけど、それもまた良しという気になります。 映画は今週公開で、説明セリフ合戦にならないか、期待より心配が … 続きを読む

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是枝裕和「怪物」テクニックが凄いのと感動は別。競技用漫才が面白くないのに似て。

↑観てきました。ネタバレ全開でゆきます。 これだけの役者さんを揃えての演技、子役の使い方の上手さ、 美しく格調高い音楽、天国のような地獄の映像。 素晴らしく堪能したのですが、うーん感動はまた別腹。 めんどくさい構成をまとめ上げた脚本はまあ、 賞は取るべく作られているけど、感動作という世間の評価には違和感。   キャッチーであざといので、手前で興味は引くのだけど、 必然性に乏しい点が3つ。 1.LGBTでなく友情でよかったのに、 2.「藪 … 続きを読む

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円熟の枯山水、荻上直子「波紋」。コミュニティは心理的安全を担保する第三の場所。コミュニティ・ビジネス西野と中田の違い。中田への提言

ヨーロッパの賞レースに出せば、なにかは取れたと思うよ。 映画「波紋」はちゃんと面白いのに、 その表現力は、現代のありがちな大衆娯楽コンテンツと一線を画す。   TVの安牌野郎(by永野)には、怪しい集団は描けない。映画は現代を描く。 しかも、偏った思想の資本でなくフラットな視点。   水を売る信者ビジネスは本当に天才だと、感心するばかり。 教祖かカリスマか、パーフェクトヒューマンはたどり着けるか。想像を巡らした。     かつて宇多丸は … 続きを読む

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「脳が読みたくなるストーリーの力」 中田のビジョンから 松本人志はウォルト・ディズニーじゃない、ビジネスが絡むと途端に何も言わないのは根性が奴隷だから?

人は確率論が苦手で因果律で考えるように脳が出来ている。 物語がロジカルな説明より効くのは理由がある。その仕組みを考えてみる。   今カイジがkindleUnlimitedで無料で読めます。 私はEカード編とチンチロ編が好きなのだと、再発見しました。 虐げられた者の逆転のストーリー。個人戦とチーム戦。 あっちゃんの二の矢公開されたので、どんな筋書きを描いているか予想もしてみたい。 ビジネス的な野望の宣言でした。 今回は燃えが今ひとつなのか … 続きを読む

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「くりぃむナンタラ」復活してた、名作「みりちゃむ vs TKO木下」 観客の想像力というレバレッジ 参考「カイジ チンチロ編」「人の心を動かす ストーリーの作りかた入門」

観客に感情移入させるには、観客自身の想像力を利用しないと。 手放してレバレッジを掛けるというのは、何事にも通じる極意かな。 想像力のレバレッジで、感情移入という大きなリターンを得る。   ホリエモンは「M-1」を批判して、  落語や講談(水戸黄門)のように話芸に昇華できてない。 というような意図の発言をしていた。   確かに、登場人物に感情移入させてくれなかったな。   前回の続き、 粗品が「the second」批判してて、我が意を得 … 続きを読む

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