オシャレな人情喜劇映画「マルティネス」演出が光る、メキシコ発の嬉しい才能。 カルチュアルライフ社の誇りと配給。‪⸜(*ˊᵕˋ*)⸝‬  辞め時を見極める(石破総理辞任記念)「エピクテトス提要」「林住期」「見捨てるという至上の愛」

タイトルから私は、プロ野球を連想した。(候補は数人)
中南米の映画なので、亡命の話かとも思った。
最近は、工夫する気無いタイトルそのまんまの配給多いけど、
PRはそれで正解なの?
 
と疑問を抱きつつ予告編↓を見る。

めぼしい受賞がある訳でもないのに、よくぞ見つけたもの(^▽^)b
これぞミニシアター。と期待。
 
引退を直視せざるを得ない男の話らしい。
近年、世界的な高齢化の影響か、
小規模公開ながら、老いるショック系の映画が、
ときどき製作される。しかもハズレ無し。
 遊行期を描いた「」↓。

 ニコラス・ケイジ主演の「ドリーム・シナリオ」↓、実は林住期の話。

似たようなテイストは、本作にも感じる。
本作は、メキシコの新人監督の作とは珍しい。しかも女性
 マジックリアリズムな作風かも。
 死者の扱いがそれっぽい
大変興味深い。と予約。
 
特に予習もせず、前方中央に陣取る。
小さいスクリーンで、夜の最終しか無い。
(公開から1週過ぎているので已む無し。)
映画は常に、この程度がありがたい96分。
 
 
 
 
 
今どき珍しい正統派の演出と音楽。主人公同様に几帳面な監督。
 説明ゼリフで処理するような雑なことはせず、映像で説明する。
 押し付けず、寄り添う音楽は丁度良く、文字通りの劇伴。

もし、
大仰で解釈の余地を許さない娯楽作はもう、胃もたれしてキツイお年頃なら、
ミニシアターの恩恵に浴するのも一興。乙な体験となりましょう。
私は配給に感謝しました。(後述)
 
カウリスマキや「PERFECT DAYS」との類似性に言及する向きも有りましょう。
同じく、孤独な初老の男の日常を描くとはいえ、
似ているのはガワだけかと。
本作、
上記の2作品よりずっと主張は控えめで、写実に徹します。
無化調ラーメンな演出は寧ろ、
鑑賞中、「東京物語」を連想しました。

職場の主要な三人の人間模様は、松竹人情喜劇に近いテイスト。
シチュエーション・コメディ的でもあります。
達者な役者陣↓のキャスティングに敬服しておりました。

 
 
反面、
 とはいえ説明が余りに不親切過ぎる、
 客を楽しませる工夫がもっと有っていい、
 主人公の行動がキモいだけで感情移入に至らない。
などの不足は否めないか。
うーん、、
 
が、これが長編初監督と聞くと、
 衒い過ぎず、確かな演出。
 周到に準備を重ね積み上げられたプロット。
 映画的映像の満足も有りつつ、舞台劇の面白さも味わえる。
今どき希少な才能(後述)なのは間違いない。
遠い日本で、レアな発見に遭遇する幸運。
そんな偶然に出会えた歓びが、内容への不満に勝ります。
 
もしも、本作の弱い点が解消されているなら、
政治的理由抜きで、ヨーロッパの主要な賞を獲ってしまう。だろう。
そうでない、丁度いいオシャレ。
 
ミニシアター系ならではの醍醐味とも言え、
大手チェーンの確実に飽き足らず、見慣れぬ個人店舗の暖簾をくぐるのも、
たまには、乙な冒険となりましょう。
私は満足して、有楽町のエスカレータを降りてゆきました。
 
 
 
もうちょっと語りたいこと有り、項目に分けます。
 1.プロットとキャラ造形で勝ち確
 2.ストーリーは喪失と決別の儀式
 3.ロレーナ・パディージャ監督の資質
 4.小規模の志と戦略。シアターと配給会社
 5.自然な孤独死は悪ではない
 6.仕事の辞め時
 
ネタバレします。
下記のインタビューは鑑賞後に読みました。
 単独オンライン・インタビュー
 中高年での人生の変化や舞台となった街、尊敬する映画監督を語る
 人はいくつになっても変われると強く信じています
5. ,6. は作品に関係ありません。 
 
 
1.プロットとキャラ造形で勝ち確
 主要三人のアンサンブルが確かに秀逸。
 演者さんと良く話し合って、キャラは出来上がった。
  なるほどと納得してしまうリアリティで、
  性格も年齢も境遇もバランスよく異なり、
  しかし皆、孤独は切実な問題として、見え隠れ。
  
 監督は充分時間費やしてから、お話を動かしている。
 当たり前のようで、調和を待てるのも才能。
 設定が物語に負けない、ブレない。妥協していない。
 逆のケースも多い中、これは有能の証し。
 大切にしたい。
 
 以下、
 観りゃ分かること多めに書いてしまいます、ご容赦。
 このバランスで、人物三人を配置する巧みを伝えたい。 
 
 
 主人公のマルティネスはメキシコのチリ人。
  出生に関わることは語りたがらない。
  ”内陸”出身で、海に興味が無いと言う。 
   チリで? ま、水戸商出身の井川納豆嫌いらしいし。  
  調べたら、
  首都サンチャゴもアンデスを背にした盆地に在り、

  海は無い。京都みたいな。
  チリから何故わざわざメヒコに、と疑問も湧くところ、
  劇中では明かされない。明かしたくない理由が有るのかもしれない。
  結婚もせず、独り慎ましく、節制した生活も訳アリかもしれない。
  私には分からないが、同じ南米のスペイン語でも訛はあるらしい。
   帰属が無く、過去を語らない異国の人間が、
   終身雇用のお硬い仕事を得たら、
   そりゃ、失うこと無いように細心の注意を払う。
  無愛想な堅物なのは、自己防衛の表れだろう。
 
 実は、
 予告編はミスリードで、”恋をした”訳じゃない。
  恋人と一緒に暮らしたらという、
  ”もしも” を疑似体験してみただけである。
 これは上手い設定。
 奇怪な行動は儀式(参考2.)だったと、後で気づいた。
 
   
 後任として職を得たパブロは、
  地方出身で、遠距離恋愛の恋人と、海が恋しい。
  (恋人は実は架空の様子、字幕が分からない)
  性格は外交的でラテンの人。
  彼のコミュニケーション能力に、職場の人間模様は救われていた。
  が、
  事務職より営業の方が明らかに向いている。
  その上、
  大都会に出て来るより、地元で暮らした方が遥かに幸せそうだ。
   ミスチョイスの多い人。
   如才ないが、戦略を誤っている。 
  何もかも主人公と対照的、でもやっぱり孤独。
  と造形されている。

 舞台となる都会グアダラハラは、
  メキシコ西南の内陸に位置する、歴史ある大都市。

  京都の姉妹都市である。
  劇中では、
  特徴も無い、ただの都会として描かれる。治安も良い。
   
  
 コンチタは、
  メキシコの典型的な秘書役。
  世話好きで、話好き。
  しかし、
  誕生日を一緒に祝う恋人も身内も友人も居ない。
  密かにマルティネスに恋心を抱いているのも、
  プライベートが充実していないことを伺わせる。
  子供が居ても不思議は無いだろうな、と最初は観ていたら、
   誕生日シーンは突然で、衝撃でした。
   彼女だけ、同僚が替わっても、最後まで人生は何も変わらない。
   明るく辛い。残酷で隙が無い造形。
 
  ”報われない人生”↓ というワードを思い出しました。

  このキャラ出して大三元の包
  トリオが揃って、全貌が明らかに。
  これは参りました。
  
 性格も年齢も違うけれど、同じ職場の三人は全員孤独という役満。
 そんな職場のシチュエーション・コメディは見事でしたよ。
 役者陣が舞台に慣れていて達者というのも大きいでしょうけど。
 よく準備して長回し。そのまま観せる。テクニックに走らない。
 カメラワークでも頑張る三谷幸喜の逆とも言える。
 
 三人の関係性が少しづつ変化してゆき、終わりに向かう。
 クスっと笑いつつ、時々ドキッとしました。
 
 
 
2.ストーリーは喪失と決別の儀式
 骨子は、先日鑑賞の「水の中で深呼吸」と同じ。

  主人公には、人に言えないちょっとした秘密が有る。
  儀式を執り行うことで、状況は一変する。
  或る種の成長物語。
 本作も、そんなストーリー。
 「儀式」を実践することが癒しの効果をもたらす
 恋人と暮らす疑似体験も儀式。
 儀式は、決められた正式なものだけに限らない。

喪失を経験したあと、儀式を実践すれば、悲嘆が弱まる可能性があります。また、家族と儀式を行えば親近感が強まり、パートナーと一緒に行えばお互いに対するコミットメントが強化される可能性もあります。
ここで言う「儀式」とは、「入念な宗教儀式」のことではありません。私たちの研究によれば、人々が実際に行っている儀式は、その人だけのきわめて私的なものである場合が多いのです。

 儀式には、喪失のダメージを癒やす効果が期待出来る。

人は喪失を経験すると、人生をコントロールできなくなったという感覚を抱きます。喪失など経験したくなかったのに、そのような事態を防げなかったことが理由です。
自分の人生を自分で管理できていないと思い知らされること、その感覚はそれ自体が非常に不快なものです。その点、儀式を実践すれば、コントロールをある程度取り戻す効果が期待できます。

  葬式や卒業式と同じく、
  別れを告げる儀式のビフォーとアフターで別人に成る。
 
 
 ところで、 
 鑑賞中に一点、分からないこと有り。(分かるよう演出してくれ)
  マルティネスの言動が、 
   定年退職を人事にゴネ気味だったり、
   パブロの仕事振りを訊かれて、低評価だったり、
  その真意を計りかね、、
   キチンと正しく在りたいという几帳面さの表れなのか、
   職をまだ譲りたくないという自己防衛なのか、
 まあ、
 入試問題ではないので、正解を当てる必要も無いのですが、 
 鑑賞中は、”さっさと譲ってやれよ” と思ってしまいました。
 

人生の中では、自分を「宴の席にいる客人」だと思ってふるまうべきだ。

たとえば、誰かが料理を運んできて、それがちょうど自分の前に差し出されたとしよう。
そのときは、手を伸ばして、上品にいただけばいい。

でも、それが自分の前を通りすぎてしまったなら――無理に引き止めようとしてはいけない。

また、まだ料理がこちらに来ていないのに、先走って欲しがるのもやめること。
ちゃんと自分の前に来るまで、静かに待っていればいいんだ。

 そこで抵抗するのは悪手だよねぇ。そんなことして何になる。
 最後まで、筋通したいだけにも見えるけど、、
 本人は、まだ気が済まないのだろう。(参考2. ,6.)
 
 
 兎も角、パブロが去ることになり、
 やっと、
 メキシコのチリ人は定年退職という現実を受け入れる。
 林住期を生きると決断。

俗世界を捨てずとも、出家者をひとつの手本として、さまざまな雑事を究極まで削ぎ落とし、スリムな生活をめざすことはできる。  
林住期に生きる人間は、まず独りになることが必要なのではないかと思う。
-中略-
目的を変える。
私たちが働くのは、一般には生活のためである。そこをなんとか変えられないか、ということだ。
-中略-
しかし、生きるために生きる、ということこそ、現代人に残された数少ない冒険の一つではないだろうか。

 コンチタは、変わらない生活が続くと想像され、
 マルティネスとパブロは、
 職場を去り、充実した人生を歩み始めている様子。
 とりあえず、めでたし。
 
 孤独は、そんなに悪いものじゃない。
 執着さえしなければ。
 儀式を経て、自分自身を解放してあげる。
 
 いい物語でした。
 
 一見、奇抜な設定なのだけれど、王道でもあり、
 とても現代的な、わたくしのテーマと物語。
 疲れないスケール感が丁度良い。

 ターゲットを中高年と見定めて、
 (恋バナじゃなく)身につまされる内容とPRすれば、
 もっと流行りそう。
 
 
 
3.ロレーナ・パディージャ監督の資質
 主人公の日常のプレゼンが済み、直後のシーン、
  階下のTVの音がうるさく、
  その隣人の部屋のドアを叩く。
  この時、
  ドアの郵便受けは満杯で、孤独死から時間の経過が分かる。
  さすがに半年はダメだけど。(参考5.)
  隣人もまた、人間関係は希薄だったと知れる。
 
 私は褌を締め直す気分でした。
  説明セリフには頼らない、
  ストロングスタイルな演出。
  今どき珍しい。
 見過ごすディテールも有るだろう。
 
 確かにね、
 なんでもかんでもセリフで済ますのは横着過ぎるけれど、
 本当は、分かり易いシーンもっと挟んでも、バチは当たらない。
 
 
 まあ、
 兎に角、写実の人である。

 直接的な説明はしない。
 テクニックに走らず、
 客には、前提理解と想像力が必要とされる。逆坂元裕二だ。
 セリフは元より、アクションも演技も、
 説明の為に使わず、自然でいたい。
 状況は一枚画で表したい。

 フィンランドの巨匠に似てるかと言えば、、
 うーん、やっぱ主張が強い↓。

 静止画のこだわりは凄い。演出は抑制してるけど、
 全力で主張してくる。
 源流はどちらも小津安二郎でも、資質は似ていない。

 翻って、 
 本作には、徹底したストイシズムを感じる。
 それが監督の、他に居ない資質と思う。
 主人公の性質とよくシンクロしてる。
  
 孤独死した隣人を恋人に見立てて暮らすという、
 奇抜な設定なのだから、
 骨子を変えず、もっと起伏有る物語に出来たとも思うけれど、
 濃い味付けにしなかったのは、敢えてでしょう。
 「オアシス」のイ・チャンドン↓だったらと、妄想してしまう、

 脳内の恋人との同棲生活をもっと華やかに描くだろう。
 ま、でも写実の人だから、そんな飛躍もしない。
 それはそれで得難い資質。日常系の作劇で徹底している。
 
 
 
4.小規模の志と戦略。シアターと配給会社
 働くなら、心が腐らない仕事を選びたい。
 細く長くても、継続できるのが正解らしい。
 配給はカルチュアルライフ

海外の配給会社から映画の権利の交渉、買い付けを行い、都内ミニシアターを中心に上映をしています。

 志高く、戦略も流石です。
 弱者の戦略↓に特化している。

  局地戦 :都内ミニシアター
  接近戦 :映画館に目利きと信頼されてる。はず
  一点集中:あまり馴染みの無い国の知らない監督の作品 
 
 
 逆「Chao」↓だと連想してしまった。

 暇空茜曰く、
  資金元に、宮崎駿や新海誠以上の作画を謳い、予算を確保。
  制作は、二次請け、三次請けを経て、ごっそり抜かれる。末端はAIで作業。
  小規模公開で販促を準備していた。有名な賞も獲った。
  が、誰かの意向で300館公開へ、PRまで予算は回らない。
  案件のyoutuberは、作画だけは貶せない。暴露出来ない。
 
 資金元が怪しいかどうかは、また別のお話として、
 STUDIO 4℃が、
  志溢れる手弁当でなく、
  イエスマンの仕事で潤ったのなら、
 それはそれで、まだ救い。
 発注元の意向を可能な限り叶える。そんな生き残り方も立派と思う。
 ただし、クリエータの心は腐りやすい。現実は厳しいなぁ。
  
 最近、ミニシアターの苦境を聞く、
 設備の老朽化と、
 シネコンでも結構マニアックな作品掛かるからなぁ。
  「どうすればよかったか?」ならポレポレ
  「侍タイムスリッパー」ならシネマロサ
  本作や「私たちが光と想うすべて」は有楽町ヒューマントラスト
  同系列シネ・リーブル池袋だと「入国審査」のように娯楽色が強め。 
  角川シネマ有楽町ならリバイバルの大作を良い席でゆったり観たい。
  「黄金の七人」のようなマニアックはシネマート
 イメージの湧く映画館として、生き残って欲しいと願っています。
 個性は志と痛感しております。
 
 
 
5.自然な孤独死は悪ではない
 孤独死のイメージ悪いですが、そんなことはないです。
 人間関係の断捨離も済まして逝けるなら、それも一つの理想。
 

しかしこの人間関係をすべてをしっかりとつきあっていくと考えると苦痛になる人が多いです。時間もお金も必要になってきます。
そこで線引きいう名の断捨離をすると自分の生活が好転していきます。
これは「孤独を恐れない」という言い方もできます。本来人間は孤独なのかもしれません。これを恐れているだけ。恐怖は正しい選択を狂わせます。
「おひとりさま」の楽しむ力がこれからの幸せを決める大きなポイントです。

 
 大家としては、自然死と事故死は明確に分けます。
 義務は無くとも、告知するようにしていますが、
 人は死ぬものです。
 高齢者だから貸さないなんて、今の日本で可能なのでしょうか。
 きちんと借りていただけるなら、私は歓迎します。
 
 孤独死の保険火災保険のオプションなどでも探せます。
 家賃の集金があるので、一ヶ月以上の放置は大家の怠慢です。
 本作の場合、
  24時間TVの音がうるさいのですから、
  管理が不審に思わなければいけません。
  郵便受けの状態は分かり易い目安ですし。

 発見後、管理会社と協力して事に当たります。
  行政に一旦委ねることになります。
  自然死か不明の場合、死亡診断書のコピーは要求します。
  厄介なのは、
   引き取り手の無い残置物ですが、
   遺族に処分の確認が必要だったりします。
  可能となれば、早急に業者さんに連絡し、原状復帰を急ぎます。
 
 本作のように、
 遺品を軒先に雨晒しにするのは、有り得ません。
 対応の悪い管理会社なら、さっさと変えましょう。
  
 作品とは関係無いけれど、気になってしまいました。
 
 
 
6.仕事の辞め時

 大きく3つに分類出来ますかね。
 ・組織が信用出来ない
 ・心身の不調、睡眠時間の不足
 ・心が卒業を伝える

 ・組織が信用出来ない
  職場は嫌いじゃないけど、会社に将来性無しと思ったことは有ります。
   単に上司が嫌いというのでなく、
   そのポストにそんな人材しか置けないなら、
   この組織はもうダメだろうな。
  その通りになりました。
  理由は様々、構造的にダメだと判断出来たなら、長居は無用ですね。

 ・心身の不調、睡眠時間の不足
  心身の不調は当然、
  睡眠時間が確保出来ないなら、
  物理的であれ、精神的問題であれ、
  仕事をストップしても休むときです。
  休職出来るならそれも良し、ダメなら辞めてでも休むときです。
  体壊す前に、もっとさっさと辞めるべきでした。

 ・心が卒業を伝える
  オカルティで恐縮ですが、
   ”これ以上ここに居るべきでない”
  と心が告げることがあります。有りました。

 ありがちな甘言と逆で、私は、
  ヤッて後悔は多いですが、ヤラずに後悔は記憶に無い。
 そんな私でも、
 会社(や帰属する組織)を辞めて後悔したことは、一度も無い。
 もっとさっさとスマートに辞めるべきでした。
 辞めてあげるべきでした。

 意地になって、粘ってしまいました。

 愛が足りなかったですかね。
 無理しても、相手の為にも成らなかった。

 劇中でも、
  ”さっさと辞めてやれよ” としか思えず。
  定年の時期など、ずっと前から分かってること。
 後任の採用は組織の責任であって、辞めてゆく者に無関係。
 引き継ぎと手続きの手順さえ尽くせば、それでよろし。
 有給消化しろよ。
 
 無関係なことに、心煩わさないのがストア

精神を非人情にするための思想がストアなのである。
それが真理に違うものであるとしても、心を平静に保つことができるならば、嘘でも構わない。
エピクテトスは優れて積極的な諦めを説く人であった。
しかも、諦めは単なる諦めを越えて、自由を得るための諦めである。

 
 
 
生涯現役の昭和のスターも、社長も、立派でしたね。 

プライベートも一筋縄ではいかずとも、手放し出来て次善の策。
離婚を言い出したのは僕

「(離婚後すぐ再婚)しなきゃいけないと思ったのは不倫騒動を起こしてはいけないと思ったので。話をきちっとつけてすぐ再婚しようと思った」とし、「僕みたいに自分の行動を起こしたことを揶揄する人もいる。僕はけじめとして、『今持っている僕の財産は全部捧げる』と言った。慰謝料も払うという態勢を取るしかないと思った」

 
 
 
2025.09.10 14:30現在
 民主党政権になって、管政権終了と逆パターンで、
 共和党政権になれば、石破政権はいずれ終わりますけど。
 今なんでしょうか。 
 雇用統計の悪化が、好材料と判断されるのかどうか、
 上昇はここまでなのか、続くのか、
 分からないので動けない。
 中期的には、日銀が動かない間は、上昇基調ですね。
 

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