去年の総括(*˘ω˘*)と、年末年始の三球三振(´・∀・`)「悪魔祓い株式会社」「翔んだタックル大旋風」「大命中!MEは何しにアマゾンへ?」折角の特徴を活かすアイデアが不足!

年末年始は、敢えて気軽で、鑑賞が低カロリーな作品を選んでみた。
「悪魔祓い株式会社」

「翔んだタックル大旋風」

「大命中!MEは何しにアマゾンへ?」

 
立て続けに、3つ空振り。
マイナスの感情も湧かない。ゼロ。無でした。
 
 似たようなシーンが停滞気味に続き、
 いつ面白くなるんだろうかとウツラウツラ。
 ようやく、
 ああ、そこに着地するんだと気付く頃には、エンディング。
 心が動く機会を得ること無く。エンドロールを眺めるだけ。
何とも、不思議な体験をしてしまいました。
 
  
2025年に鑑賞した映画作品では、
明確に、マイナスの感情が残ったのは2作品だけ。
去年が上振れだったか。
 
まあ、
ホラーは難しいですよ。
 サスペンスはヤり尽くされ、
 スプラッタ的表現が開発され、それも枯渇。
 Jホラーの新機軸が新鮮に受け止められブームに。
 それも落ち着くと、
 更なる進化を模索しつつも、小粒化。
 逆に、巨匠が「“それ”がいる森」を作る始末。

 
去年は、
見える子ちゃん

きさらぎ駅:Re

8番出口

とメジャー、インディで、
 それぞれ工夫されて、
 ホラーテイストでゲーム的でもあり、
 ちょっと笑わせる。
そんなアイデアの勝利も出たのだけど、
 
 年末どん詰まりに観たホラーテイスト2作は、どうだろう?
 
チープで構わない。アイディアの勝利が観たい。
アイディアを出すだけはタダなのだから、頑張って欲しい。
 
 
 

マ・ドンソクが拳で悪魔祓いする訳でもなく、
普通にエクソシストを今の技術で撮る。
期待は肩透かしで、面白くなったら起こしてと言いたくなり、
デビルマンを匂わず程度で、悪の組織との対決の、続編を匂わず。
 
いや、続編の前に、
 マ・ドンソクが主役である必然性が無い。
 ただ、真面目に悪魔祓いのホラー作っただけ。
 今更、それでは心が動く余地が無い。
 
 

川崎実の弟子筋の小野峻志監督、
最初あまり繋がらないし、唐突だけど、
テンポ良く、映像のセンスを伺わせる。
オープンなスペースを上手に使うパサーだ。
日大出身だからショットガンフォーメーションだね。

 体格差で劣る日本人がパスに活路を求めたように、
 低予算にも、オリジナルな工夫があるのか。
 
期待より、全然真面目に作ってました。
ホラーで組織への復讐ものでスタート。
その展開がダルい。
 低予算とは言え、もっとテンポ良くジェイソンみたいにヤれよ。
 展開に飛躍も無いし、話が進まない。眠い。
  唯一、女刑事がいきなり拳銃ぶっ放すところくらいかな、
  想定を裏切ってくれるのは。
 ああ、謎解き気味にオトすんだと気付いたころには終わる。
 チープで下手なクセにサビでハモる主題歌は笑ったけど、
 真面目過ぎ、脱力はしてるけど、裏切りが無い。
 
 
2作品とも、昔ながらのホラー真面目に作ってるけど、
アイディア不足は否めない。
 
 
 

次こそは、
エクストリーム・ジョブ」は面白かったし。

脚本も、演出も、見る影も無し。 
 
 ”笑いは裏切り” なんだからさ、
 落差や緩急が無いと笑えないんだよ。
 前フリもしない下手くそか。
 同じテンポで展開は遅いし、笑わそうという意図が邪魔している。
 
動物はCGで虐待には配慮するが、
民族差別には気を使わないのかと、そこだけギャップが有ったけど。
 
 
これだったら、
 生活を脅かす環境破壊を国際社会に訴える為、
 アマゾン川の原住民が立ち上がり、
 アーチェリーの世界大会に挑む。
 韓国人元メダリストがコーチする。
で、充分だよ。
「頑張れベアーズ」型の物語にして、ムリにコメディすんなよ。
今の韓国の映画界に、センスが失われたのかな。
  
 
 
3作とも、
真面目に作ってるだけに、負の感情も湧かない。 
アイディア出しの段階で、ワイワイ出なかったの?
脚本書き始める段階じゃ無かったんじゃないの。
悪感情も湧かないが、ただ眠いというのが、続いてしまうとは。
 
 
片や、
2025年に鑑賞した映画作品では、
マイナスの感情が残ったのは2作品だけ、感情がゼロな作品は無かった。
揺さぶられる正義
手に魂を込め、歩いてみれば
 題材は社会的にも重要なのに、
 監督の恣意が邪魔で、価値を落としていました。
正義を振りかざす映画を作るのだから、
より神経行き届いてないと。監督のイノセントが邪悪に映ります。
  
 
奇しくも2作品とも、ドキュメンタリですが、
どうすればよかったか?」は2024年内に覽て、
昨年は社会派3作、
大きな家

風に立つ愛子さん

ノー・アザー・ランド 故郷は他にない

ジャンルは様々で、いずれ素晴らしい出来栄え。
作り手の丁寧な映像化と、志の高さが伝わりました。
他に、
定番の動物もので「パトリックとクジラ 6000日の絆」圧倒的な映像。

基本、当たりくじ引いてると思います。 
 
 
イラン関係の映画も2本。
聖なるイチジクの種

TATAMI

サスペンスフルなフィクションは作品としても面白く、
政治的主張の為に虚構を利用している訳ではない、
観客に満足を与える作品でした。
 
 
他には、不満を残して帰るような作品は、去年有りませんでした。
ああ、「ホウセンカ」は、
若干期待外れでしたかね。もっと手練れなハズなのに。

その他で、限られた機会の中、ミスチョイスは無かったかな。
 
オリジナルアニメは厳しいですかね。
 お話の才能には、組織の中で消耗せず、
 個人で創作できる小説や漫画を目指して欲しいので、
 原作ありきで全然構わないと思ってます。
福田雄一作品のような地雷を避ければ、
失敗はほぼ無くなったんじゃないでしょうか。
レゼ編」でチェンソーマンの復活は喜ばしく、

同時期の公開の「ひゃくえむ」も健闘。
ボサノヴァ~撃たれたピアニスト」はアニメというより、音楽ですが、

3本とも音楽は傑出して素晴らしかった。
実写より、音に神経が行き届いている印象が有ります。
音響監督の力量と、音楽制作側の原作理解の深さの賜物ですね。
ああ、 
ロボットドリームズ」は去年観たのか、
表現はオシャレですが、外国産のこれだけ例外的に、音楽は褒めません。
クールなんですけど、80’sのNYにアース・ウインド&ファイアーは違和感です。

 
 
それはそれで、
去年は音楽目当てで観て、どれも当たりでした。
「父と僕の終わらない歌」

名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN

旧作も入れちゃえ。
続 黄金の七人 レインボー作戦

名作も入れちゃえ、
ニュー・シネマ・パラダイス

青春デンデケデケデケ

オペラ座の怪人

 
あ。一つ中国の旧作ダンスもので、大いに不満が有りました。
当局の意向と、安い作りの映像の誤魔化しがダメでしたね。
旧作と言っても、準新作。
中国と台湾の巨匠を、去年は多目に楽しみましたね。

大陸の近代化を賈樟柯で、

台湾の歴史込みで、
王童侯孝賢


それから、何と言っても陳凱歌の名作が初見。

逆に、
国宝」は、
ラスト長唄に安く劇伴被せるのが許せなかったのでマイナス評価でした。
似たような意味で、素材を殺して、最後ガッカリしたのが、
ファイヤーブランド

2作とも勿体無い。観て損したとは思わないけど。
 
去年は歴史もの、映画史に残る大河も観ましたね。
当然ながら、映像のみならず音楽も素晴らしく。
アラビアのロレンス

風と共に去りぬ

八甲田山」も入れたい。

 
 
戦記ものと言っていいのかジャンルは微妙ですが、
日本の無条件降伏から80周年記念は新旧力作でした。
ジョニーは戦場へ行った

ペリリュー 楽園のゲルニカ

 
兵士の悲劇で、”戦争の悲惨さ”と評するのは、
納得行かない面もありますが、
戦後教育の賜物とは一線を画す重厚さでした。
 
 
地獄の黙示録」は戦記ものとは言えないですね。

実は音楽も期待したのですが、それほど。
時代感覚の復習にはなりましたが、潔く負けは認めろよ。
コッポラの思念と70’Sカルチャーの結晶と観るべきでしたね。 
 
ベトナム帰還兵ものとしては、ヘンテコな旧作、
ジェイコブス・ラダー」もチェンソーマン繋がりで観ました。

落下の王国」もチェンソーマン繋がりのつもりで観ました。

どちらも、スクリーンで映像を観るべき作品で、
不朽の名作とは評価されてませんから、スクリーンで観るチャンスを得て幸運でした。

ま、旧作は基本、名作と評価定まったものになりますかね。
タルコフスキーに黒澤明のような。
惑星ソラリス」「アンドレイ・ルブリョフ


七人の侍

それから、マックイーンの勇姿。
パピヨン

こちらも、スクリーンで味わえて幸運。
 
砂の器」「グラン・ブルー」は名作との評価には不満です。


が、スクリーンで観るべきは、異論有りません。

時代劇の傑作も、仲代達矢で。
切腹

これは是非、観ておきたい。
 
 
そう言えば、2025年の元旦は時代劇だった。
侍タイムスリッパー

遅ればせながら聖地で観て、
手弁当系アクションは、遅ればせながら聖地で。
ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ

見逃す事無く、良かったっす。
阪元裕吾といえば、新ジャンルも良かったっす。
ネムルバカ
 
このくらいの規模で、普通の日本映画の良作が、
次回作が作れるくらい確実にヒットして欲しい処です。
邦画ガーとか言ってる連中を尻目にヒットして。
内容も演技も素晴らしいので、あとは劇場で観るべき理由。
風のマジム

佐藤さんと佐藤さん

君の顔では泣けない

脚本もロケーションも良し。
 
 
中でも今年の新作ベストワンは、
誰よりもつよく抱きしめて

 原作からの脚本のまとめ、演技に鎌倉の映像に音楽。
 内田監督の狂った主観を客観で見せる作劇。
申し分なく、本当に売れて欲しいんだよなぁ。
 
 
パンデミックものと言えば、こちらは、おカネも掛かって素晴らしい。
雪の花 ―ともに在りて―

おカネ掛かってるのは松竹ですが、文芸ものは、去年ハズレ無し。
ゆきてかへらぬ

おい、太宰

極めつけは、

直近も意外な乙。
星と月は空の穴

 
 
あー、綾野剛と言えば、
三池監督に、坂元裕二「怪物」のかたきを討って貰えて、嬉しかったです。
でっちあげ

 
個人的には、やっぱり、
ずっと弛まなく説明続ける松たか子。キツかったです。
何とか耐えて、物語の面白さに集中しようと、私は善戦しました。
自分を褒めてやりたい。
ファーストキス 1ST KISS

TV主導のメジャー系でも、もうちょっと小規模で、
コチラの方が好みでした。「知らないカノジョ

三木監督は流石の手練れでした。
曲はたっぷりと聞かせるべきと思いましたけどね。本物なのだから。
ま、元気なら何より。
 
 
逆に、坂元裕二みたいな処まで振り切らなきゃ、
日常系の日本映画は当たらないのかと思うと、それは残念。
まあ、配信でなく、スクリーンで観るべき理由が必要ですね。
メジャー、インディ問わず。
何でも説明しちゃう方がTV的で、配信で充分と思うのですけどね。

せめて自主手弁当は、日常系こそ戦えるビジネスモデルが残って欲しいものです。
聖地で「タイムマシンガール」完成度も高し!

シネリーブルで「水の中で深呼吸」確かな映像と脚本兼プロデューサーの手腕。

ヒューマックスで「笑えない世界でも」極限低予算の中、詩的な映像有り。

 
一方、
手弁当の極北「JUNK WORLD」がTOHOシネマズなのは不思議。

シネコンの新しいビジネスモデルも感じます。
 
 
ご当地タイアップで制作され、
デキは気にせず、ホノボノと観るケースも有りました。
土地土地の風景が美しければ、それで良しと。
じっちゃ

富士山と、コーヒーと、しあわせの数式

 ただ、男性アイドル使うなら、イケメン設定に説得力は欲しい。
それはさておき、 
安定の河崎実だけど、これもご当地。ホノボノ脱力。
サイボーグ一心太助

 
もっと映画が公開されただけで、奇跡という作品も観てますが、
観て損だとは思わないのは、ここら辺までかな。
 
  
 
あとは、海外の作品、
特に小規模なものは、配給どうなるかですかね。
日本映画優先に観るかな、今年。
 
海外でメジャー系で観たの、「エミリア・ペレス」だけでしたね。
ああそうだ、作品のクオリティ二の次で、ポリコレの影響は逃れまい。
そう思えば、敬遠してしまう。

ところが娯楽作として、普通に面白かったという皮肉。
 
 
主張ばかりも、大味なのも辛いので、
海外の作品は、小粒でも光るものをと望みガチで、
シネリーブルの閉館は痛い。

去年は新進気鋭の監督作が多く嬉しかったのに、ビジネスは別なのですね。
アイム・スティル・ヒア

ジュリーは沈黙したままで

この2作は意図を読むとるが難しく(今も正解かは分かりません)、
賞を取るか、著名人が制作に絡むか、理由が有っての公開と思われます。
観れたことは貴重でした。
 
私たちが光と想うすべて

マルティネス

ホーリー・カウ

入国審査

ケナは韓国が嫌いで

良くぞ、配給して頂きました。

あと、ちょっと異色なものも、グランドシネマサンシャインで観てる。
異端者の家

中国奇譚

 
 
アラン・ギロティはもう、新進気鋭とは呼ばないですか。
ミゼリコルディア

尖ってる訳でも、ポリコレで処理するべきでも無く、
現代のフランス山間部の寒村の日常系。
意外にも、奇をてらわない作り。
風景は兎に角美しい。映画館で普通に観れたら嬉しい。
 
ハンサムと言えば、ロバート・レッドフォード追悼。
ナチュラル

 
 
  
楽しい時間をありがとうございました。 
お疲れ様でした。

 
 
 
2026.01.03現在
 今年もよろしくお願いします。
 2σタッチまでは一旦上昇し、その後、
 スクイーズからブレイクのハズですが、方向は分かりません。
 

 

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